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米国ショッピングモールが業績不振の小売企業をサポートする必要性

モトリーフール米国本社、2019814日投稿記事より

米国のショッピングモールは、「小売業の崩壊」が進んだこの10年で劇的に変化しました。

ショッピングモールは、もはや洋服などの商品を探す場所ではなく、ブランドのショーケース、さらにはeコマースで注文した商品を受け取るための場所になりつつあります。

それでは、ショッピングモールが業績不振の小売企業を下支えする必要があるのでしょうか?

なお、特に明記のない限り、数値は執筆時点のものです。

従来の小売企業は、依然としてショッピングモールの中核です。

しかし、シアーズなどの小売企業の破産や、JCペニー、メーシーズ、その他多くの百貨店の閉鎖により、ショッピングモールの魅力が低下しつつあります。

調査会社Coresight Researchによれば、今年は12,000の小売店舗が閉鎖されると見積もられています。これは、昨年より約70%も増加しています。

サイモン・プロパティーの成功モデル

有力なショッピングモールREIT(不動産投資信託)のサイモン・プロパティー・グループ(NYSE:SPG、以下「サイモン」)の経営陣は、第2四半期決算の電話会議で、同REITは流動性を68億ドル保有しており、テナントの苦境を助ける備えができているとコメントしました。

CEOのデイビッド・サイモンは、「小売業への投資に関して、私たちはプライベートエクイティの投資家と同じくらいの目利きができます」と言及しました。

サイモンCEOは、破産したカジュアル衣料ブランドのエアロポステールに投資した後、アナリストにそう語りました。

サイモンは、ブルックフィールド・プロパティ・パートナーズ(NASDAQ:BPY、以下「ブルックフィールド」)、ジェネラル・グロース・プロパティーズ、オーセンティック・ブランズ・グループ(以下「オーセンティック」)が保有しているエアロポステールの店舗を購入し、同社を完全な破産から救いました。

なお、サイモンのショッピングモールには、エアロポステールの約160の店舗があり、ジェネラル・グロース・プロパティーズのモールには77の店舗があります。サイモンは現在、エアロポステールの株式の44%を所有しています。

モールのリスクの高まりを注視すべき

適切な投資により、ブランドを復活させられる可能性があります。

しかし、さらなる不況が到来し、小売企業の業績が再び悪化した場合、このようなスキームは失敗する可能性があります 。

深刻ではない不況下では、テナントが不況を乗り越えられるようショッピングモールが支援することは有効かもしれません。

しかし、それはリスクの集中につながり、ショッピングモールの生き残りが困難になるとの見方もあります。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資アドバイスではありません。元記事の筆者Rich Dupreyおよびモトリーフール米国本社は、記事で言及されている株式を保有していません。

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