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投資分析「売上総利益率」

出典:Getty Images

モトリーフール・シンガポール支局、2018年10月23日投稿記事より

同じ分野内の企業で比較することで、どの企業がうまくいっていて、どこがそうでないかを見極めることができます。また、過去と比べることで企業が現在財務的にどこにいるのか確認することもできます。

インベストペディアでは売上総利益率を次のように定義しています。

「売上総利益は、売上高から売上原価(COGS)を引き、総売上高で割ったものをパーセンテージで表したものです。」

売上総利益率は次のように計算できます。

売上高 – 売上原価=売上総利益

売上総利益率=売上総利益/売上高

売上高は、製品またはサービスの販売を通じて企業が生み出すものであり、売上原価は、製品を市場に出したり、サービスを顧客に提供したりするまでにかかる費用を表します。売上総利益率は、製品やサービスの販売に関連するすべてのコストを控除した後の利益がどれだけ残っているかを測定するものです。企業が製品の価格設定をうまくできているかを評価するための重要な指標です。価格決定力は、企業の競争優位性を示しています。

例を見てみましょう。A社とB社、どちらも飲食産業であり、カフェやファストフードをチェーンで出しているとします。2017年にA社は売上総利益率65%、B社は50%でした。両社が似た食材を使用していると仮定すると、売上総利益率からA社はより高い値段設定ができていたり、B社よりも低コストで食材を調達できていたりしていることが分かります。したがって、売上総利益率を見ることで各企業に関する有益な情報が得ることができます。また、この比率を使用して同じ業界内の企業と比較し、どこが高い売上総利益率を有しているか判断することもできます。

はじめに少し述べましたが、売上総利益率は過去のものと比較することもできます。A社の売上総利益率が2016年に60%、2017年には65%であったと仮定します。これらから、A社はコストを保ちつつ販売価格や数量を上げた、もしくは価格を維持しつつコストを削減することができたなど、売上総利益率が上がるような取り組みをしていると言えます。この理由を正しく知るためには、年次報告書の経営陣の意見と分析(MD&A)を詳しく調べなければならないことを覚えておいてください。


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