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投資分析「営業利益率」

モトリーフール・シンガポール支局、2018年10月25日投稿記事より

財務諸表において企業を分析する際に重要な営業利益率について話します。同じ分野内の企業と比較することで、どの企業がうまくいっていて、どこがそうでないかを見極めることができます。また、過去の数値と比べることで、企業が現在財務的にどこにいるのか確認することもできます。

ここでは営業利益率について見ていきましょう。これはEBITマージンと近しい概念です(EBITは営業利益に、金利以外に発生する営業外損益を加えた利益額を表します)。

インベストペディアでは営業利益率を次のように定義しています。

「営業利益率は、賃金や原材料などの生産の変動費を支払った後、そして利子や税金を支払う前の段階で、1ドルの売上高においてどれだけの利益を得ているか測定しているものです。」

営業利益率は次のように計算できます。

売上総利益- 販売費および一般管理費=営業利益

営業利益率=営業利益/売上高

営業利益率は、企業の費用水準と売上原価や経費を差し引いた後、利益をどれほど効率的に出すことができているかを調べています。費用は、販売およびマーケティングにかかる費用と一般管理費の2つの主要なカテゴリーに分けることができます。この2つの側面を掘り下げていきましょう。

販売およびマーケティングにかかる費用は、宣伝、プロモーション、直接販売(倉庫管理、物流など)にかかる費用などが含まれてきます。このカテゴリーには、セールスおよびマーケティングチームの給与や福利厚生も含まれます。

一般管理費には、減価償却費、事務管理職員の給与、建物の賃貸、修理やメンテナンスなど、その他のすべて費用が含まれてきます。

営業利益率は、同じ業界の企業と比較することで、どこが売上1ドル当たりより高い利益を生んでいるかを評価することができます。例えば、2つの部品メーカーは、それぞれの経費によって営業利益率が大きく異なるかもしれませんが、経費を抑えながらも売上を上げている企業の方が、営業利益率が低い企業よりも好まれます。同業界における2社間の営業利益率の差は、労働力効率や生産現場などの細かい違いから生まれている可能性があります。これらは、企業が仕事のプロセスとワークフローをどれだけうまく管理できているかに関わってきます。

売上総利益率と同様に、営業利益率を使用して1社の業績を昔と比べて比較することもできます。何年にもわたって持続可能な方法で営業利益率を上げてきた企業は経費を少しずつ削減して利益を大きくするなど何か正しい行動を取っていることを明確にしています。また、売上の上昇とともに増加することのない固定された費用も多いため、規模の経済が収益の拡大に伴って単位当たりの費用を削減につながることも多いです。


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