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景気後退に強いたばこ銘柄

モトリーフール米国本社、2019114日投稿記事より

電子たばこ、健康志向ブーム、および先進国における規制はいずれも、たばこメーカーを脅かしています。

それにもかかわらず、8,880億ドル(約96兆円)規模のたばこ市場は、2024年までに年平均4%増加して1兆1,240億ドルになると予想されています。

これは、発展途上国での可処分所得の増加が、プレミアムたばこ製品の売上を加速させているからです。

たばこは、不況時に需要が安定している製品の一つとして有名です。

喫煙に関する健康問題などで、多くの投資家はたばこ会社を完全に避けています。

しかし、たばこ銘柄は割安なバリュエーションで高配当利回りをもたらしており、リセッション(景気後退)が近づくにつれて魅力を増しています。

ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(NYSE:BTI、以下「ブリティッシュ・アメリカン」)、アルトリア・グループ(NYSE:MO、以下「アルトリア」)、およびフィリップ・モリス・インターナショナル(NYSE:PM、以下「フィリップ・モリス」)は、米国の取引所に上場している3大たばこ会社です。

2008年5月から2009年3月にかけて、S&P 500は50.3%下落しましたが、ブリティッシュ・アメリカンは33.3%下落、アルトリアは25.1%下落、フィリップ・モリスは35.5%下落で持ちこたえました。

リセッションが近づいていると考えている投資家にとって、たばこ銘柄は魅力的な選択肢となります。

割安なたばこ銘柄

バリュエーション指標の多くは、たばこ会社が他の業界に対して割安なことを示しています。

市場全般の加重平均EV / EBITDA倍率*は14.77倍ですが、フィリップ・モリスは13.8倍、ブリティッシュ・アメリカンは9.8倍、アルトリアは10.5倍です。

*EV(企業価値)がEBITDA(支払い利息・税金・償却控除前利益)の何倍になっているかを表す指標で、企業の買収に必要な時価総額と、買収後の純負債の返済に必要な金額を、EBITDAの何年分で賄えるかを表します。

また、アルトリアとブリティッシュ・アメリカンの予想PER(株価収益率)は10倍前後、フィリップ・モリスは約15倍です。

優れた配当株

市場平均の配当利回りは約2%ですが、フィリップ・モリスの配当利回りは5.8%、アルトリアは6.8%、ブリティッシュ・アメリカンは6.9%です。

したがって、たばこ銘柄は、将来市場が下落した場合に、高い配当収入を得られる選択肢になります。

3つの主要プレーヤーは、同様の成長および収益性の見通しがあり、たばこ市場拡大の恩恵を受けるとみられます。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資アドバイスではありません。元記事の筆者Ryan Patrickおよびモトリーフール米国本社は、記事で言及されている株式を保有していません。

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