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【米国株動向】好調なウォルマート決算で注目すべき5つのポイント

モトリーフール米国本社、2019年11月14日投稿記事より

米小売最大手のウォルマート(NYSE:WMT)が14日に発表した第3四半期(8~10月)決算は、堅調な既存店売上高とeコマース(電子商取引)の成長により、利益はアナリスト予想を上回りました。

好調な決算を受け、株価は一時2%以上上昇しました。

ウォルマートは2018年初めから好業績を継続しています。

今回の決算発表で注目すべき点を紹介します。

1.増収傾向続く

第3四半期の売上高は前年同期比2.5%増の1280億ドル(約1兆4000億円)で、アナリストのコンセンサス予想の1290億ドルを若干下回りました。

しかし、ドル高の影響を除いた場合は、3.3%増の1290億ドルでした。

米国の売上は前年同期比3.2%増でした。

海外の売上は1.3%増でしたが、為替中立ベースでは4.8%と伸びています。

2.既存店売上高の伸び続く

小売業への逆風にもかかわらず、米国の既存店売上高は前年同期比3.2%増で、ウォルマートの強さを示唆しています。

また、米国の既存店売上高はこれで21四半期連続でプラスを記録しました。

2年移動平均で見た場合、既存店売上高の伸びは6.6%増と加速しています。

3.1株当たり利益急増

第3四半期の調整後1株当たり利益は、前年同期のほぼ倍の1.16ドルとなり、アナリスト予想の1.09ドルを上回りました。米国の営業利益の6.1%増が牽引しています。

ただ、海外の営業利益は5.4%減(為替中立ベースでは4.1%減)で、これは中国のeコマース企業JD.comへの出資分の償却が主な要因です。

償却の影響を除いた場合、海外の営業利益は若干の上昇になります。

なお、通期の調整後1株当たり利益については、若干の増加を予想しています。

4.eコマース売上の大幅な伸び

ウォルマートのデジタル部門の大幅増収が続いています。

第3四半期のeコマース売上は41%増で、食料品販売が大きく貢献しています。

会員制のサムズ・クラブのeコマースも増収が続いていて、32%増でした。

海外のデジタル販売も好調で、中国のほぼ倍増やメキシコの65%増が牽引しています。

5.オムニチャンネル戦略が奏功

ウォルマートはオムニチャンネル(複数の販売チャンネルを活用)戦略を拡大しており、来客数を増やすと同時に増収を達成しています。

CEOのダグ・マクミランによれば、食料品のオンライン注文、店舗での受け取り、配達が多くの国で成功を収めつつあります。

米国では、3000以上の地域でオンライン注文した食料品を店舗で受け取ることが可能で、1400以上の地域で配達が可能となっています。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資アドバイスではありません。元記事の筆者Danny Venaは、JD.com株を保有しています。モトリーフール米国本社は、JD.com株を保有し、そして推奨しています。

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