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高配当利回りで注目される米国銘柄

モトリーフール米国本社、201986日投稿記事より

コカ・コーラ(NYSE:KO)は、最も人気の高い配当株の1つです。

そして、「配当貴族(25年以上連続して増配している会社)」の一つであり、57年間も連続して増配しています。

配当利回りも高く、約3.6%で推移しています。

コカ・コーラの規模とブランド力に匹敵する企業は多くありませんが、高配当利回りで同様に注目される米国銘柄を紹介します。

なお、特に明記のない限り、数値は執筆時点のものです。

フィリップ・モリス・インターナショナル(NYSEPM

フィリップ・モリス・インターナショナルは、国際的なタバコ企業であり、マルボロや電子タバコのアイコスを販売しています。

フィリップ・モリスの配当利回りは5.8%です(11月7日時点)。

消費関連株の中で、フィリップ・モリスよりも高い配当利回り銘柄を見つけるのは難しいといえます。

そして、同社は「配当貴族」です。

タバコ業界の長期的なマイナス傾向ゆえに、投資家はフィリップ・モリスについて慎重になっています。

確かにタバコの需要は減少していますが、たばこは代替品がほとんどない製品です。

同社は好調な第2四半期(4~6月)決算を発表し、売上高は前年同期比9%増の77億ドル、EPS(1株当たり利益)は15%増の1.46ドルでした。

そして、電子タバコの出荷が37%増となっています。

フィリップ・モリスは堅調な業績と高い配当利回りを継続させているため、配当投資家は同社株に注目すべきとの見方があります。

ケロッグ(NYSEK

シリアルおよびインスタント食品大手のケロッグは、スケールメリットを享受でき、また、小売業者は同社を重要な提携先と見なしているため、小規模な競合他社よりも長期的に安定的と言えるでしょう。

さらに、同社はPER(株価収益率)約16倍と比較的割安な水準で取引されており、3.6%の配当利回りを誇ります(11月7日時点)。

ケロッグは、コカ・コーラと同様の逆風に直面しています。消費者は、より健康志向になっていますが、同社の主力製品は、炭水化物と脂肪を多く含むカロリーの高いものです。

経営陣は消費者の健康志向を認識しています。

そのため、栄養サプリメントのRXBarを6億ドルで買収するなど、健康的なセグメントの製品を確保しつつあります。

ケロッグは今春、改革をさらに一歩進め、スナック事業の一部をフェレノ・グループに13億ドルで売却しました。

ケロッグはこのように事業ポートフォリオを変更し、自然食品、健康食品、および新興市場での足場を確保しました。

経営陣は、これらの改革により、長期にわたって持続的かつ収益性の高い成長を実現できると考えています。

ケロッグは、消費者の健康志向がさらに進むと、逆風に直面することになります。

しかし、同社は有名ブランドであり、小売業者との広範な提携、スケールメリットという優位性を持っています。このため、優れた配当株として注目に値しそうです。

ブルックフィールド・インフラストラクチャー・パートナーズ(NYSEBIP

ブルックフィールド・インフラストラクチャー・パートナーズは、予測可能なキャッシュフローを創出し、配当利回りは4.1%です(11月7日時点)。

そして、毎年増配してきた長い歴史を持つ株です。

なお、ブルックフィールド・インフラストラクチャーは、マスターリミテッドパートナーシップ(MLP、共同投資事業形態の一つ)です。

ブルックフィールドは、世界中にインフラ資産を所有しています。

これらには、鉄道、データセンター、有料道路、港湾施設などが含まれます。

すべての資産に共通しているのは、ほとんど競合がなく、あらゆる市場環境において予測可能なキャッシュフローが創出されていることです。

ブルックフィールドはキャッシュフローの一部を投資家に支払い、残りのキャッシュを使用して新しい資産を購入します。

ブルックフィールドのビジネスモデルは非常にうまく機能しています。

同社は資産を安価で取得し、リターンを高めるために必要な改善を行い、一部資産を売却することで利益を得ています。

経営陣は、長期的には年間配当利回りを6~9%に高められると考えています。

これまでも、同社は上場後の12年間毎年増配を行ってきました。

安定した運用、長期にわたる堅実な成長の可能性により、ブルックフィールドに注目すべきとの見方があります。

なお、高配当利回りで注目される他の米国銘柄としては、通信大手のAT&T(NYSE:T、配当利回り5.3%)やエクソンモービル(NYSE:XOM、配当利回り5.2%)があります。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

「米国株投資を始めるのに適した、国内のネット証券5社を比較」


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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資アドバイスではありません。元記事でブルックフィールド・インフラストラクチャー・パートナーズ担当筆者のBrian Feroldi、ケロッグ担当のDaniel Miller、フィリップ・モリス・インターナショナル担当のJeremy Bowmanは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、ブルックフィールド・インフラストラクチャー・パートナーズを推奨しています。

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