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今後のポテンシャルが大きい米成長株5選

モトリーフール米国本社、2019920日投稿記事より

多くの投資家は、バリュエーションが非常に高い成長株を敬遠します。

実際、業績見通しに対してバリュエーションが行き過ぎている場合もあります。しかし、質の高いビジネスを展開している企業の急激な成長は、市場の最もポジティブな予想をすら上回る場合があります。

これに当てはまると考えられる5米国銘柄を紹介します。

ファストリー(NYSEFSLY

クラウドコンピューティング企業のファストリーは、急速に成長しているエッジコンピューティング(ユーザーの近くにサーバーを分散配置し、ロジック処理などを迅速に行うネットワーク手法)市場における先進的なニッチ企業です。

同社のPOP(エッジコンピューティングにおける接続ポイント)は、インターネットの主要な相互接続ポイント近辺に位置し、SSD(ソリッドステートドライブ、半導体メモリーをベースとした補助記憶装置)で構築されているため、従来のコンテンツ配信ネットワークよりもはるかに高速で効率的です。

同社の売上高は急増しており、第2四半期には前年同期比で34%増加しました。

さらに重要なことは、契約額10万ドル超の企業顧客の過去12カ月間売上が前年同期比38%増加して262社になったことです。

この市場には大きな成長余地があります。

ファストリーの経営陣は、同社の現在の潜在的市場規模は180億ドル(約1兆9000億円)と見込んでいます。

さらに、ファストリーは2022年までにこの市場が約360億ドルに成長すると予測しています。

ファストリーの現在の顧客基盤は市場の氷山の一角に過ぎず、直近12カ月の売上高は1億6,900万ドルに過ぎません。

ファストリーのPSR(株価売上高倍率)は約12倍で推移しています。

ズオラ(NYSEZUO

サブスクリプションとSaaS(Software-as-a-Service、ソフトウェアの必要な機能を必要な分だけサービスとして利用出来る提供モデル)のビジネスモデルは、近年大きなブームとなっています。

このトレンドの恩恵を大いに受けているのがズオラで、企業がサブスクリプションサービスを管理するためのプラットフォームを提供しています。

かつては、売り切りのパッケージ製品が主流でした。新規顧客獲得、製品の発送、1回限りの取引請求などがパッケージ製品を中心に回っていました。

「しかし、新しい時代は、サービス等の関係が重要です。サービスを中心に構築されたサブスクリプション形態は、パッケージ製品よりも消費者ニーズを満たしているため、さらに多くの顧客がサブスクリプションを始めています」とズオラはコメントしています。

企業は、サブスクリプションソリューションをズオラに頼り始めています。

同社の第2四半期の売上高は、前年同期比21%増でした。総売上高の73%を占めるサブスクリプション売上は、24%増加しています。

なお、ズオラのPSRは約6倍で推移しています。

ファイブ9NASDAQFIVN

ファイブ9は、クラウドソリューションでコンタクトセンター(電話対応に加えて、Eメール対応やホームページの送信フォーマットからのWebメールの対応を行うセンターの総称)をサポートしています。

ファイブ9は、コールセンター市場の年間売上高は240億ドルになると推定しています。

さらに同社は、この市場の15%しか最新のコンタクトセンターソリューションを使用していないと見ています。

ファイブ9は急速な成長を遂げており、直近四半期の売上高は前年同期比27%増の7740万ドルでした。

大企業向け売上が特に強く、36%増でした。

最近の増勢により、経営陣は通期の調整後純利益見通しを上方修正しました。

従来予想の3930万~4230万ドルを、4470万~4670万ドルに上げました。

ファイブ9の予想PER(株価収益率)は約66倍、PSRは約12倍で推移しています。

ドキュサイン(NASDAQDOCU

ドキュサインは電子署名技術サービスを提供するソフトウェア会社です。昨年4月にIPO(新規株式公開)を行った同社のプロダクトは、多くの企業において既に必需品となっています。

ドキュサインの技術は、世界のトップ20の製薬会社のうち18社、トップ10のテクノロジー会社のうち7社で使用されています。同社は、ビジネスにおいて契約を締結する際のプロセスの一環として、当たり前の存在になっています。

ドキュサインの予想PERは163倍、PSRは約14倍で推移しています。

ヴィーヴァ・システムズ(NYSEVEEV

2007年に設立されたヴィーヴァ・システムズは、ライフサイエンス企業をより効率的にするクラウドベースのソフトウェアを提供しています。

ソフトウェアには、顧客管理、文書管理関連が含まれます。

同社は、「製薬会社向けのセールスフォース・ドットコム」とも呼ばれています。

実際、同社は、世界最大のクラウドコンピューティング・プラットフォームであるセールスフォースのCRM(顧客関係管理)プラットフォームを構築したピーター・ガスナーによって共同設立されました。

ヴィーヴァ・システムズは、製薬業界でセールスフォースと同等以上の競争優位性を有し、同社のシステムは世界の製薬業界およびライフサイエンス業界の約80%で使用されています。

同社は、今後の事業拡大のため機密情報の安全管理ツールに注力しており、今年度は前年比40%増の成長が見込まれています。

ヴィーヴァ・システムズの予想PERは60倍、PSRは約22倍で推移しています。

なお、上記の5銘柄は成長株であるため、投資家は激しい株価変動を覚悟する必要があります。

しかし、長期投資家は大きな恩恵を享受できる可能性があるでしょう。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

「米国株投資を始めるのに適した、国内のネット証券5社を比較」


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記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Daniel Sparksは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール社は、ファストリー株、ズオラ株、ドキュサイン株、ヴィーヴァ・システムズ株を保有し、そして推奨しています。モトリーフール社は、ファイブ9株を保有しています。

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