The Motley Fool

投資初心者は株か投資信託どちらを選べばいい?

投資に少しでも興味を持たれている方は、株や投資信託という言葉を聞いたことがあるでしょう。

しかし株と、投資信託の違いはわかりにくいのが現状です。

中には「株式投資型の投資信託」という商品も存在し、さらに私達を混乱させます。

株も投資信託も共に投資であることは変わりませんが、具体的にどのような違いがあり、これから投資を始める方にはどちらが向いているのか理解しにくいです。

そこで今回は、

  • 株と投資信託の違いとは?
  • 投資初心者には株・投資信託どちらがおすすめ?
  • それぞれのメリットを理解して投資を有利に進めよう

以上についてお伝えしていきます。

株と投資信託の違いとは?

世界には2人の投資の神様と呼ばれる人がいます。

1人はウォーレン・バフェットで、もう1人はベンジャミン・グレアムという人物です。

ウォーレン・バフェットは株によるフォーカス投資を推奨し、ベンジャミン・グレアムは正反対の投資信託による分散投資を推奨しています。

どちらもメリット・デメリットがあり、人により正解は違います。

このように投資方針は人それぞれであるため、初心者の方にとってどちらを選択すればよいのかわかりにくいのです。

そこで、株と投資信託の違いを見極めるため、以下で下記4つの項目について違いを解説していきます。

  • 投資対象
  • 手数料
  • 投資期間
  • 販売会社

投資対象の違い

株は上場している株式(1つの会社)であるのに対し、投資信託は国内外の株式、債券、不動産など幅広い投資対象があります。

その他にも投資対象数や運用者も異なります。

  投資信託 株式
投資対象 国内外の株式、債券、不動産など 上場している株式(1つの会社)
投資対象の数 約6,000本 約3,600社
投資対象の運用者 ファンドマネージャー(プロの運用者) 自分で運用

株の場合、上場している会社(たとえば○○株式会社)に直接投資をし、投資信託の場合はプロにお金を託し、プロが投資家から受け取ったお金で株式、債券、不動産などに投資を行います。

また株は銘柄を自分で選び、投資信託はプロに任せることができます。

手数料(コスト)の違い

当たり前のことですが、投資初心者が投資を行うよりも、プロが投資対象を選定する方が結果を残せる確率が高まります。

このため一見、投資信託の方が分があるように思えますが、プロに投資を託すにはどうしても手数料が発生してしまいます。

  投資信託 株式
手数料 購入手数料:0%~3%

信託報酬:0.1%~3%

信託財産留保額:0%~0.5%(※1)

売買手数料のみ

(証券会社により異なる)

(※1)

  • 購入手数料:投資信託を購入する際に発生する手数料
  • 信託報酬:投資信託を管理、運用してもらう際の手数料
  • 信託財産留保額:投資信託を解約する際の手数料

投資信託の手数料の中でも、購入手数料、信託財産留保額については、一度きりの手数料ですが、信託報酬は保有している間は投資家が毎日支払い続けます。

投資期間の違い

株の場合は、数分~1日のデイトレード、数日~数週間のスイングトレード、中長期投資など自分のライフスタイルに併せ様々な投資期間で投資を行います。

一方投資信託の場合は、基本的に中長期投資で取引することが一般的です。

なぜならば投資信託は、長期投資を行うことを前提に設計されている商品であるからです。

投資信託の特徴として、分散投資ができることを前述させて頂きましたが、リスクだけでなくリターンも分散されます。

値動きも株式に比べ小さくなるため、短期で利益を獲得することは難しいと言えます。

ところがコツコツ長期で投資信託に投資をしていけば、大きく利益を得ることも可能になります。

投資信託は銀行預金の延長線上と捉えるといいでしょう。

販売会社の違い

株は証券会社を介し、証券取引所で株式を売買し、売りも買いも自分の意思で取引していきます。

一方投資信託の場合は少し複雑です。

【投資信託の仕組み】

参考:一般社団法人 投資信託協会

投資家は窓口となる販売会社(証券会社など)から投資信託を購入します。

販売会社は窓口であるため、投資家から受け取った資金は受託会社(信託銀行など)に移管します。

資金を委託された受託会社は、あくまで資産の保管が目的で、自らの意思で運用を行いわず、運用の指図は運用会社が行います。

株も投資信託も金融機関で購入することは変わりませんが、株は自らが直接市場で取引し、投資信託は資金を委託し、運用に関しては一任する形を取ります。

投資初心者には株・投資信託どちらがおすすめ?

株は株価が安い時に購入し、株価が上がったタイミングで売却し利益を得る取引や、保有するだけで配当金や、株主優待を得ることもできます。

とてもシンプルな方法ではりますが、タイミングを間違えると大きな損失を受ける可能性があります。

ではこのタイミングはどのようにして見極めるのでしょうか?

実は売買のタイミングはプロでも見極めが難しいと言われます。

緻密な銘柄分析をしていても、予想に反して損失を受けることも、企業の不祥事により株価が暴落してしまうことも珍しくありません。

また初期投資額も数万円から銘柄によっては数百万円と高額になります。

そのため初心者の方にとって、株の売買で利益を得るための大きなハードルと言えます。

では投資信託はどのようにして利益を上げるのでしょうか?

前述させて頂きましたが、投資信託は長期保有を前提に商品設計されています。

また運用はプロの投資家が行い、売買のタイミングなども全て任せることができます。

投資信託は株式投資のように1つの銘柄だけに投資せず、様々な投資対象に分散投資をしてくれます。

分散投資を行うとリスクを抑えることができますが、同時にリターンも小さくなりますが、投資で損失を抱えることを避けたい方にとっては、投資信託の方が向いていると言えるでしょう。

また投資信託は100円から購入でき、コツコツ積立投資で平均取得単価を下げていく、ドルコスト平均法で利益を出しやすくすることも可能です。

近年はつみたてNISAなどの制度で、好条件下で取引を行うこともでき、初心者の方にとっても始めやすいと言われています。

銀行預金よりも好条件で運用したいけれど、損失はあまり抱えたくない方は投資信託の方が向いていると言えるでしょう。

それぞれのメリットを理解して投資を有利に進めよう

ここで株と投資信託のメリット・デメリットをまとめましょう。

株のメリット

  1. タイミングよく売買できれば大幅な利益を得ることができる
  2. 保有するだけで配当金や株主優待を得ることができる
  3. 保有コストがかからない

株のデメリット

  1. タイミングを間違えると大幅な損失を受けることがある
  2. 銘柄分析が難しい
  3. 最低購入価格が高い

投資信託のメリット

  1. 銘柄分析などの難しい作業をプロに任せることができる
  2. 最低購入価格が安い
  3. 長期でコツコツ投資をすることで、大きく利益を得ることも可能

投資信託のデメリット

  1. 短期投資には向かない
  2. 保有コストがかかる

それぞれのメリット・デメリットをしっかり理解して投資を有利に進めていきましょう。


フリーレポート配信

米国の景気後退(リセッション)に備えて、投資家として知っておきたい情報を最新レポートとしてまとめています。「リセッション(景気後退)に強いインフラ銘柄・食品銘柄7選」こちらからご覧ください。(メールアドレスの登録が必要です)

また、ツイッターやフェイスブックで最新情報を配信しております。公式ツイッターアカウント@motleyfooljp公式フェイスブックアカウントをフォローする。

記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。

最新記事