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積み立て投資は、PDCAではなく「DCAP」で始めよう

積立て投資を躊躇している人には、仕事のフレームワークでよくお目にするPDCAではなく、DCAPで始めることをお勧めします。

Do:まずは積み立て投資を始めてみる。ただし小額で

投資を始める前には自分のリスク許容度を検討する必要がありますが、水泳の本をどれだけ読んでも水に入らないと泳げるようにはならないのと同じで、投資の世界も自分のお金を市場に入れてみないと自分のリスク許容度が理解しにくいのものです。

そんな時はまずネット証券で口座を開設して、eMAXIS Slim全世界株(オールカントリー)を毎月1000円のお試し積み立て投資を1年間続けてみましょう。

Check:値動き商品に対して、自分の耐性を確認する

毎月1000円の積み立て投資を開始して仮に1000円が970円になっただけでも耐えられないなら、この時点で投資の世界から完全に身を引きましょう。

30円の損失だけで自分が投資に向いていないことが分かりました。

自分が値動きする商品に対して耐性が少しあると分かったら、このまま積立て投資を継続します。

Checkでの観点は2つ

  1. 最大値下げ時をイメージする
  2. 投資額を増やした場合の、変動額が大きくなることをイメージする

保有資産の大きさが違っても変動率は変化せず、影響するのは変動額のみです。

1年間のお試し投資中に資産が±15%変動した場合、仮に投資額の合計が100万円なら変動額は85万円~115万円になります。

1000万円なら850万円~1150万円。リーマンショック時は投資資産が-60%になったので、自分の資産が同じぐらい減った時の事をイメージすることが大切です

Adjust:毎月積立ての金額を3倍に増やす

1年間のお試し積み立て投資で値動きに慣れてきたら、積立額を徐々に増やしてみましょう。

Adjustの観点は、自分が感覚的に安心して継続できると思う金額を探ることです。

毎月1000円の積立て投資額を3倍ぐらいにすると投資元本が一気に増えていきますので、変動額が大きくなる感覚に少しずつ慣れることが大切です。

さらに半年刻みで毎月の積立額を数千円単位で大きくし、毎月の積立額が1~2万円ぐらいなれば長期投資・積み立て投資の仕組みがほぼ完成となります。

Plan:お金を3つに分けて、長期投資を始める

半年刻みで積立額を増やしながら1年が経とうとしたら、初めて長期投資に向けたPの開始です。

お金は時間軸によって3つに分ける必要があると考えます

  1. 日々の生活で必要なお金:~200万円(急な葬儀代)
  2. 10年以内に使う予定のあるお金:学費や住宅購入の頭金
  3. 1~2年間相当の生活防衛費(人によって長さは様々)

投資に廻すお金は1~3以外の余剰資金で実施したいところですが、1~3全て貯まるのを待っていたら何年経っても積立て投資がスタートできません。

仮に収入-支出の残りが3万円で、1+2+3を実現するのに毎月2万円は現金貯金しないといけない感じがしたら、残った1万円が投資に廻せる金額なのです。

  • 足りない現金貯金は、毎月ちょっとずつ貯金する
  • まとまったお金がないから、貯金にまわす一部を積立て投資にする

Planにて大事なのは資産形成が目的なのであって、積立て投資はただの手段の1つに過ぎません。

積立て投資を目的にしてしまうと、それこそ相場暴落時に恐怖から売ってしまう可能性があるからです。

投資初心者の人も、まずは小額から始め(D)、慣れ(C)、調整し(A)、最後に長期プランを検討する(P)ことによって、誰でも長期投資のシステムを完成させることが可能となります。

ちなみにこのDCAPのサイクルは、仕事にも応用が利くので試してみてはいかがでしょうか?


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記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。

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