The Motley Fool

堅調に推移しているシンガポール上場のショッピングモールREITに注目

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2019723日投稿記事より

REIT(不動産投資信託)は、安定した収入とキャピタルゲインの両方を求めている人々にとって人気の投資手段です。

そして、アジアへの多様なエクスポージャーを志向する配当投資家は、シンガポール上場のREITに注目すべきでしょう。

FRB(米連邦準備制度理事会)が利下げに動いており、シンガポール上場REITは2019年に入ってから着実に上昇してきました。

シンガポール証券取引所には11の小売REITが上場しており、そのうち3つは2019年に30%以上のトータルリターンを上げています。

この3つの小売REITを詳しく見ていきます。なお、数値は執筆時点のものです。

リッポー・モールズ・インドネシア・リテール・トラスト

リッポー・モールズ・インドネシア・リテール・トラスト(SGX:D5IU)は、インドネシア全土に23のショッピングモールと7つの小売スペースを所有しています。

そして、2019年に入り37.2%のトータルリターンを達成しました。

しかし、2019年第1四半期に、1口当たり分配金は前年同期比で17.9%下げられ、0.55シンガポールセントとなりました。

当REITの過去12カ月の実績平均分配金利回りは約8.4%です。

しかし、REITが一定の利回りを達成するために分配金を無理に払い続けている可能性があり、投資家は高い利回りのみに注目すべきではないでしょう。

サシュアREIT

サシュアREIT(SGX:CRPU)は、中国の4つのアウトレットモールを所有する小売REITで、2019年のトータルリターンは31.7%となっています。

サシュアREITは、上場来の4四半期すべてで1口当たり分配金が市場予想を上回っています。

直近四半期では、予想を9.3%上回り、1口当たり分配金は1.656シンガポールセントとなっています。

これは、高い入居率(96.1%)と賃料収入が予想を上回ったためです。

2019年3月31日現在、29.2%という低い負債比率により、買収を通じて成長する余裕があります。

当REITは現在、8.3%の分配金利回りを提供しています。

フレイザーズ・センターポイント・トラスト

フレイザーズ・センターポイント・トラスト(SGX:J69U)は、シンガポール人に馴染み深いコーズウェイ・ポイント、ノースポイント・シティ、ノース・ウィング、アンカーポイント、チャンギシティーなどのショッピングモールを保有しています。

上場以来、毎年分配金を上げており、堅実な小売REITと見られています。

2019年はこれまでのところ、30.3%のトータルリターンを達成しています。

2019年度第2四半期の1口当たり分配金は、前年同期比1.2%増の3.137シンガポールセントとなりました。

当REITは、フレイザーズ・プロパティーズ(SGX:TQ5)という強力な親会社を持ち、同社は最近、ショッピングモールのウォーターウェイ・ポイントを4億3,330万シンガポールドルで購入し、当REITに組み入れることを発表しました。

これは追加の収入となり、今後より高い1口当たり分配金につながるでしょう。
なお現時点では、当REITの分配金利回りは約4.6%で推移しています。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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