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【米国株動向】ヤム・ブランズの「ピザハット」、ビールとピザ配達で販売加速

モトリーフール米国本社、2019106日投稿記事より

ビールとピザの組み合わせは最高でしょう。ファストフードチェーンを展開するヤム・ブランズ(NYSE:YUM)の「ピザハット」チェーンで、ビールとピザの配達が成功を収めています。

こういった配達への取り組みが、ピザハットの販売および事業再構築を加速させる可能性があります。

2017年にアリゾナで小規模なビールおよびピザの配達が試験的に行われ、今年初めに7つの州、300店舗にまで拡大しました。

2020年1月までに1000店舗に拡大する予定で、2月のスーパーボウル(米国最大のスポーツイベント)に向けて完璧なタイミングになっています。

レストラン内での飲食減少

米国ではレストラン内で食べる人が減っています。

全米レストラン協会によると、レストランでの飲食対応の60%はドライブスルー、テイクアウト、配達など、持ち帰りの形式で行われます。

同協会では「消費者のライフスタイルの変化と利便性の追求により、様々な形式でレストラン外での飲食を増加させている」とコメントしています。

ピザハットはこの変化に対応します。

持ち帰りや配達形式で運営されているライバルピザチェーンのドミノ(NYSE:DPZ)と同様、店舗を持ち帰りおよび配達形式に転換します。

当面、2年間で500店舗、約8%を配送形式に改装する予定です。

今後、新店舗を作る際にはこの形式になるでしょう。

この形式の利点は、大きな土地が不要で開発コストがかからず、レストランを設置できないようなエリアにも置くことができます。

ピザハットでは、消費者の持ち帰りニーズに対応するため、需要が大きい地域において需要を取りこぼさないように新規店舗の集中的な展開を計画しています。

そのため、既存店舗の売上に影響があったとしてもやむを得ないと考えています。

なお、ピザハットの店舗の多くはすでに酒類免許を取得しており、ビール配達はこれらの店舗で実行されます。

今までピザハットは、バドワイザー、バドライト、ショックトップ、地元のクラフトビールなど、アンハイザー・ブッシュ・インベブ(NYSE:BUD)ブランドのみを提供していました。

その後、モルソン・クアーズ(NYSE:TAP)のミラー・クアーズのビールも導入しました。

ピザハット、再び成長軌道へ

ピザハットの市場シェアが1995年の25%から2016年には14%にまで減少したため、ヤム・ブランズはピザハットの事業再構築に取り組んでいます。

2018年通期の既存店売上高は横ばいでしたが、第2四半期(4~6月)には前年同期比2%増と改善しつつあります。

州および地域での規制があり、ビール配達ができる場所は限られていますが、22の州では認められています。

ヤム・ブランズにとってピザハットの売上高をさらに伸ばす機会になるでしょう。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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元記事の筆者Rich Dupreyは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール社は、モルソン・クアーズ・ブリューイング株を保有し、そして推奨しています。モトリーフール社は、アンハイザー・ブッシュ・インベブ株を推奨しています。

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