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【米国株動向】フェデックス、不透明な見通しで株価低迷継続の可能性

モトリーフール米国本社、2019104日投稿記事より

物流大手のフェデックス(NYSE:FDX)は、この1年間で株価が40%急落し、250億ドル(約2兆7000億円)分の市場価値を失いました。

アナリストは、米中貿易戦争などにより株価続落の可能性が高いと予想しています。

様々な危険信号

フェデックスは最近、事業コストの上昇、売上高の低迷、米中貿易戦争の経済的影響などの理由で年間利益予想を引き下げました。

フェデックスにとって中国市場の影響は大きく、ここ2ヶ月間の成長はかなり減速しました。

同社は過去4四半期のうち2四半期で1株当たり利益予想を下回っており、短期的な逆風が数多くあります。経済低迷は、出荷減と設備投資減少に直結します。

また、オランダ物流企業TNTエクスプレスの買収後、難航している統合作業なども響いています。

フェデックスの株価(青)とSPグローバルインデックス の株価(オレンジ)の推移(単位:%)

出典:YCHARTS。2019年10月3日時点

アマゾンとの契約解除の波紋

アマゾン(NASDAQ:AMZN)は8月末にフェデックスとの契約を解除しました。

アマゾンはフェデックスの昨年の総売上高の1%しか占めていませんが、この契約解除はフェデックスが大きな潜在成長市場を逃す可能性があることを示唆しています。

他の大手小売企業もアマゾンに続き、外部の配送コストを削減するために独自のロジスティクスネットワークを構築しています。

ショッピファイ(NYSE:SHOP)は独自のフルフィルメントネットワークを構築しており、急速に成長しています。

ウォルマートはフェデックスを使用していますが、ウォルマートとアマゾンは直接競合しており、アマゾンが外部配送コストを削減することで、ウォルマートもそれに続く可能性が高く、フェデックスとの関係が変わる可能性があります。

業績の低迷続く

第1四半期(6~8月)の売上高は、当初173億ドルと予想されていましたが、結局前年同期比2%減の170億ドルでした。

希薄化後1株当たり利益は8%減の2.84ドルでした。

今後数四半期間は、売上高および利益の減少が予想されており、さらに年間売上高の伸びは、2022年まで1桁台半ばに留まる可能性があります。

フェデックスのPER(株価収益率)は10倍前後で割安となっていますが、同社の低迷が続くと予想されるため、注意する必要があるでしょう。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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アマゾンの子会社ホールフーズ・マーケットのCEOであるJohn Mackeyは、モトリーフール社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Vandita Jadejaは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール社は、アマゾン株、フェデックス株、ショッピファイ株を保有し、そして推奨しています。

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