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急成長中の東南アジアハイテク株SEAに注目

モトリーフール香港支局、2019102日投稿記事より

米中貿易戦争により、投資家は東南アジアに注目し始めています。

合計7億4000万人の人口と今後の開発余地を考えると、東南アジア諸国は急速に成長していくでしょう。

また、米中の貿易摩擦と中国の人件費高騰を背景に、製造業は中国を離れ、ベトナムなどの東南アジア諸国に移っています。

東南アジアで注目される企業は、Eコマース、決済ビジネス、ゲームビジネスを展開しているシンガポールのインターネット企業、SEA Ltd(NYSE:SE)です。

急速な増収を背景にSEAの株価は非常に好調で、2019年に年初来で176%上昇しています。

多角的な事業展開

SEAのShopeeは、ホーム&リビングからファッション、フィットネスまで幅広い製品の買い手と売り手をつなぐ最先端のEコマースプラットフォームです。

iPrice Groupによると、Shopeeはアリババ・グループ(NYSE:BABA)が支援するラザダと並び、東南アジアで最もビジターが多いEコマースサイトでした。

2019年第1四半期(1月〜3月)には、Shopeeの平均ビジター数は1億4480万人でした。

ラザダはShopeeよりも多くのリソースと市場シェアを持っていますが、東南アジアではEコマースが急成長し市場規模は2015年から約4倍になっており、Shopeeなどの成長余地があります。

アナリストは東南アジアに暮らす人々の収入増により、インターネットユーザーのアクティブユーザー数が2017年の3億3000万人から来年には約4億8000万人に増加すると予想しています。

インターネット普及率と収入が増加することで、Eコマース市場が急成長すると考えられます。

SEAはEコマースビジネスに加えて、モバイルおよびPCオンラインゲームにアクセスできるデジタルエンタテインメントサイト「ガレナ」を所有しています。

また、中小企業や消費者に電子ウォレットサービスを提供するデジタル金融サービスプラットフォームの「エアペイ」も所有しています。

堅調な業績継続

SEAのEコマースビジネスからまだ利益はあがっていませんが、市場はSEAの成長継続を見込んでいます。

SEAの第2四半期(4~6月)の調整後総売上高は前年同期比203.1%増の6億6540万米ドル(約712億円)で、うち調整後Eコマース売上高は前年同期比201.7%増の1億7740万米ドルでした。

2019年通期の調整後Eコマース売上高は前年比168.3%~182.1%増の7億2000~7億8000万米ドルが予想されています。

さらにSEAのデジタルエンターテインメントビジネスも成功しています。

第2四半期の調整後売上高は、前年同期比218.6%増の4億4320万ドル、四半期アクティブユーザーは前年同期比93.3%増の3億1050万ドルとなりました。

第2四半期のユーザーあたりの平均売上は1.40ドルで、2018年第2四半期の0.90ドルから増加しました。

テンセント・ホールディングス(SEHK:700)は、SEAの大株主であり、SEAへの投資をさらに拡大する可能性があります。

結論

SEAは、非常に高い成長率により、2019年は好調に推移しています。

東南アジア市場の成長率が高いことからSEAの今後の成長に期待できるでしょう。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Jay Yaoは、記事で言及されている株式を保有していません。

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