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【米国株動向】ディズニーの動画配信がネットフリックスの脅威となる4つの理由

モトリーフール米国本社、2019929日投稿記事より

ウォルト・ディズニー(NYSE:DIS)が、マーベルやスター・ウォーズなどの自社コンテンツを活用して独自のストリーミング(動画配信)サービスであるDisney+(ディズニー・プラス)を11月に開始します。

ストリーミング最大手のネットフリックス(NASDAQ:NFLX)にとって、人気のマーベルシリーズなどを失うことは痛手でしょう。

ディズニーキャラクターなどの膨大なコンテンツと21世紀フォックスの巨大な映像資産を所有するディズニーが、ストリーミング事業に参入することを、ネットフリックスとその投資家は懸念しているでしょう。

【米国株動向】ネットフリックス、ディズニーとアップルの攻勢に直面へ

以下で、Disney+の契約者数が今後ネットフリックスを上回る可能性がある4つの主な理由を紹介します。

1. ディズニー、豊富な既存コンテンツを保有

ディズニーは多くの有名映画を保有しており、Disney+にすぐに活用できます。

ディズニーの利益はネットフリックスの損失と言えるでしょう。

ディズニーが21世紀フォックスを買収し、Disney+を発表する以前は、「アベンジャーズ」のような大ヒット作品を含むディズニーの映画は、ネットフリックス上でストリーミングできるようにライセンス供与されていました。

これらは、現在ネットフリックスで見ることはできません。

コムキャストも、2021年にはネットフリックスで人気のテレビドラマシリーズ「ザ・オフィス」をネットフリックスから引き揚げ、独自のストリーミングサービスで配信します。

2. ディズニー、圧倒的なブランド力

ディズニーの名前には圧倒的なブランド力があります。

フォーブス誌の「2019年世界で最も価値のあるブランド」ランキングで、ディズニーは第8位になり、フォーブスはディズニーのブランド価値を522億ドル(約5兆6000億円)、ブランド売上高を338億ドルとしました。

Disney+は新しいブランドにはなりますが、「ディズニー」がブランド名に含まれているため、契約者を引き付けるでしょう。

3. ディズニー、低価格で攻勢

Disney+の当初のオリジナルタイトル数はネットフリックスよりも少ないですが、価格も月額6.99ドルと安くなります。

HBOのストリーミングサービスHBO Maxが月額15ドルであることから、すべての新ストリーミングサービスが低価格ではありませんが、Disney+が低価格帯に設定していることは今のところ適切な動きでしょう。

そしてディズニーは、Disney+、Hulu、ESPN+(ライブスポーツ配信)のバンドルをネットフリックスの標準プランとまったく同じ価格(12.99ドル)で提供します。

長期契約割引を含めた場合、バンドル価格はネットフリックスの標準プランより安くなります。

4. オリジナルコンテンツの重要性

ネットフリックスが安定的にオリジナルコンテンツを制作している点は、高く評価できます。

オリジナルコンテンツは高額ライセンス料を必要とせず、コンテンツが豊富な競合他社の出現とそれに伴うライセンス作品の消失に備えることができます。

Disney+も、ストリーミング向けオリジナルコンテンツを制作しており、独特の強みがあります。

Disney+では、マーベルやスター・ウォーズなどのブランドを活用し、すでにファン層が確立されたオリジナルシリーズを制作できます。

ネットフリックスの株価は、Disney+の戦略が明確になった7月以降続落しています。

市場は、短期的にはネットフリックスの形勢が不利と見ているようです。同社の次の一手が注目されます。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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元記事の筆者Stephen Lovelyは、アップル株、AT&T株、ネットフリックス株を保有しています。モトリーフール社は、アップル株、ネットフリックス株、ウォルト・ディズニー株を保有し、そして推奨しています。モトリーフール社は、次のオプションを保有しています(ウォルト・ディズニー株の2021年1月の60ドルのロング・コールと2019年10月の125ドルのショート・コール、アップル株の2020年1月の150ドルのロング・コールと2020年1月の155ドルのショート・コール)。モトリーフール社は、コムキャスト株を推奨しています。

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