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「グランビルの法則」を理解して勝率と利益アップを目指そう

株トレードではファンダメンタルズ分析も非常に重要ですが、テクニカル分析の中にも是非押さえておきたい手法があります。

それが今回ご紹介するグランビルの法則です。

ダウ理論やエリオット波動理論などとともに有名なテクニカル理論の定番ですので、名前くらいは聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

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普段はファンダメンタルズ分析を中心にトレードしているという方でも、チャート上の方向感やエントリータイミングを見極める上で何かと参考になる考え方です。

是非マスターして実践で使ってみてください。

グランビルの8法則を理解して勝率と利益アップを目指す

グランビルの法則はアメリカの著名投資分析家のジョセフ・E・グランビルによって提唱されたチャート分析理論です。

チャート上で移動平均線を使ってエントリーのタイミングを見極める手法として知られています。

グランビルの法則は相場のプロなら知らない人はいないと言われるほど有名な法則で、移動平均線での取引の際に「4つの買いポイント」と「4つの売りポイント」の合計8つの売買ポイントから成り立っています。

グランビルの法則を利用してトレードする際に利用するのは何日の移動平均線がいいのかについてですが、特に正解というものはありません。

この法則のグランビルは200日移動平均線を利用していましたが、かなり長期足の移動平均線となります。

一般的には200日移動平均線だけでなく、もう少し短い25日移動平均線や75日移動平均線、100日移動平均線なども利用されます。

基本的に5の倍数であればどの移動平均線でも構いませんが、ここではよく利用される5日移動平均線と25日移動平均線、75日移動平均線、100日移動平均線、200日移動平均線を併用するといいでしょう。

次に最も重要な8つの売買ポイントについてご紹介していきます。

グランビルの法則~4つの買いエントリーポイントがわかる

まずグランビルの法則のうち、4つの買いエントリーポイントについて解説していきます。

それぞれの買いポイントでは市場参加者の相場心理が働いて株価が動きます。そのような相場心理を推測しながら株価チャートを眺め、エントリーチャンスを待ちましょう。

買いポイント①(新規の買いエントリーポイント)

移動平均線の傾きが下降トレンドからやがて横ばいになり、さらに上昇していくところで株価が上抜けたところが「新規の買いエントリー」できるポイントです。

直近の戻り高値(「乖離発生」の直後の戻り高値)も抜けるところでもあり、また相場が上昇トレンドの始まりへと変化する最初のポイントでもあります。

従って、上昇トレンドに最初から乗りたいと考える強気のトレーダーが買いを仕掛けてくる一方、それまで売りで入っていたトレーダーがトレンド転換を察知して損切り注文(買い)を入れ始めるために一気に上昇し始めます。

ただし、このエントリーポイントではトレンド転換の見極めが必要なため、初心者の株トレーダーの方は見送ってもいいポイントになるかもしれません。

買いポイント②(押し目買いエントリーポイント)

株価が上昇継続後に利益確定などのためもあり、少し一服して戻ってきます(下落します)。

移動平均線を割り込むほどの下落を見せるものの、移動平均線の傾きは上向きのままの状態です。

この場面は割安に買いエントリーできる押し目買いのポイントとなります。

そのため株価が完全に上昇トレンドを示した後での押し目ポイントにはたくさんの新規買いオーダーが入ってきます。

それと同時に先ほど利益確定の決済をしたトレーダーの押し目買いも入ってきて、上昇のエネルギーが一気に膨れ上がる場面となります。

初心者の方でも入れる絶好の買いエントリーポイントです。

買いポイント③(買い増しエントリーポイント)

だれの目から見ても上昇トレンドが明らかな状態ですので、まだ買っていない新規のトレーダーが後から入ってきて相場は上昇の勢いを強めます。

上昇の勢いが強い場面では移動平均線まで戻らずに押し目をつけながら上昇することがあります。

途中で決済したトレーダーも含めて買い増しする絶好のポイントになるところです。

買いポイント④(短期での買いエントリーポイント)

株価が下降トレンドの最中に移動平均線から大きく乖離するような場面があります。

そのような状態になると乖離の大きさによって、反対方向(この場合上昇方向)に反転するエネルギーが生まれます。

従って、このような場面では上昇することを期待して買いが入り始めるので、その流れに乗って逆張りぎみで買いエントリーが可能なポイントです。

ただし、逆張りですのであまり長い間ホールドするのではなく、あくまで短期の買いポイントという認識を持ちましょう。

初心者トレーダーは難しければ無理せず見送ってもいい場面です。

グランビルの法則~4つの売りエントリーポイントがわかる!

買いエントリーポイントの次はグランビルの法則の売りエントリーポイントを4つご紹介します。

基本的な考え方は買いエントリーポイントの時と同じで、単に逆さまになるだけです。

尚、上昇トレンドよりも下落トレンドのほうが急な値動きとなり、一気に落ちることも多くあります。

これも相場心理が働いているからだと考えられます。

上がるよりも落ちるほうが人間は怖いと感じる生き物だからということもあります。

トレードする時には意識しているといいでしょう。

売りポイント⑤(新規の売りエントリーポイント)

移動平均線の傾きが横ばいになり、さらに下降するかという場面で株価が移動平均線を割りこんだポイントは新規の売りエントリーポイントです。

チャートの例ではヘッド・アンド・ショルダーも見られますので一層売りで入る根拠が強い場面となります。

下降トレンドへの転換ポイントになり、売りが入り始めます。

トレンド転換の見極めに自信がない初心者トレーダーは見送ってもいいでしょう。

売りポイント⑥(戻り売りエントリーポイント)

移動平均線の傾きは下降のまま、株価が一時的に移動平均線を上に突き抜けた場面は戻り売りのエントリーポイントになります。

このようなポイントは絶好の売り場となるために一気に下落のエネルギーが生まれ、大きく値が崩れることも多いものです。

売りポイント⑦(売り乗せエントリーポイント)

下降トレンドがはっきりしたことから遅れて入ってくる新規のトレーダーも含め、完全に売りトレンドが継続します。

上から売ってきたトレーダーが途中で利益確定の決済をし、なおも売り乗せでエントリーできるポイントです。

売りポイント⑧(短期での売りエントリーポイント)

買いのポイントでもお伝えしたように株価が移動平均線から大きく乖離するような場面では反発する習性を利用して逆張りで売りエントリーしてくるトレーダーも現れます。

あくまで短期ホールドですぐに利益確定することを前提に逆張りの売りで仕掛けてもいい場面です。

初心者トレーダーは無理せずに見送ってもいいでしょう。

まとめ

今回は株のトレードでは欠かせない知識であるグランビルの法則についてお伝えしました。

グランビルの法則を知っていれば必ず相場で勝てるというものではありませんが、プロも使っている考え方ですので知っていて損はありません。

尚、実際に利用する際には同じ移動平均線の仲間であるオシレーター系のテクニカル指標であるMACDなどを併用するとより精度が高くなるでしょう。

いずれにしても相場心理を推測しつつ、株価の値動きと移動平均線の傾きに注意しながらエントリーポイントを探ってみてください。


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記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。

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