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【米国株動向】マクドナルドの人工肉バーガーが定着しないと考えられる理由

モトリーフール米国本社、2019926日投稿記事より

ビヨンド・ミート(NASDAQ:BYND)や競合他社の植物由来人工肉は、さまざまなファストフードチェーンで使用されるようになっています。

最近、マクドナルド(NYSE:MCD)が、ビヨンド・ミートの人工肉を使用してカナダで人工肉バーガーを試験的に導入しました。

しかし、今までの例から見た場合、定着しない可能性が高いと言われています。

全般的には健康志向ではないマクドナルドのユーザー

マクドナルドは「P.L.T.(プラント・植物由来人工肉、レタス、トマト)」のテストを成功させたいと考えています。

プレスリリースによると、マクドナルドは9月30日からオンタリオ州南西部、28のレストランで12週間にわたって新しいバーガーをテストします。これは消費者動向を探るための限定的なテストです。

同社では、メニュー内の健康的なオプションを消費者が頼まない傾向があるため、人工肉バーガーをテストします。

マクドナルドはもちろんこれがうまくいくことを望んでいますが、実際の定着は困難ではと考えています。

ファストフードチェーンを訪れる人は通常、しっかりとしたファストフードを食べたいのであり、健康的なオプションを探していないでしょう。

そのため、ファストフードチェーンで健康的な食品を提供する試みは一般的に成功していません。

サラダを食べにマクドナルドに行く人はほとんどいません。

そのため同社は、サラダなどの健康的な選択肢の一部をメニューから引き揚げました。

サラダは妥当な選択肢のように考えられますが、ウォール・ストリート・ジャーナルによると、元CEOのドン・トンプソンは2013年の売上高の2%〜3%しか占めていなかったことを認めたそうです。

マクドナルドは、フライドポテトの代わりにサラダ、ラップ、リンゴなどを試しましたが、健康的な食事を求めている消費者は他で食べる傾向があるため、どれもうまくいきませんでした。

このため、サラダのようなジャンルにあたる植物由来人工肉のハンバーガーに消費者が目を向ける可能性は低いでしょう。

イメージ向上策?

マクドナルドはイメージを向上させる必要があります。

同社は、頻繁に食べると健康に害が出るような不健康なメニューも提供しています。

消費者が実際に何を望んでいるかを理解しているとしても、代替手段を提供することで健康志向をアピールしなければなりません。

植物由来人工肉バーガーのオプションを提供することは、言わば広報的な意味合いが強いかもしれません。

マクドナルドのグローバルメニュー戦略担当副社長アン・ウォールグレンはプレスリリースの中で「マクドナルドは楽しくて、美味しい食べ物を提供してきました。

そして今、我々はジューシーな植物由来人工肉のハンバーガーを導入しようとしています。

我々は開発に取り組み、今はお客様からのフィードバックを聞く準備ができています。」と述べています。

マクドナルドは人工肉ハンバーガーの定着を望んでいますが、歴史が示すところでは、注目を浴びるための新規メニューに留まるでしょう。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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元記事の筆者Daniel B. Klineは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール社は、記事で言及されている株式を保有していません。

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