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【米国株動向】アマゾン、静かにヘルスケア市場に参入

モトリーフール米国本社、2019年9月29日投稿記事より

アマゾン(NASDAQ:AMZN)は野心を隠すことは決してありませんが、新規分野に参入する時には必ずしも初めから大々的に打って出るわけではありません。

たとえば、今や高利益率を誇るクラウドサービス「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」も、最初は社内プロダクトとして小さくスタートしました。

そして今、アマゾンは同様のアプローチをヘルスケアで取ろうとしています。同社はこの9月、本社があるワシントン州シアトル地域の従業員に対して「アマゾン・ケア」というヘルスケア・オプションを開始しました。

アマゾンは何をしようとしているのか?

アマゾンは、アマゾン・ケアでヘルスケアの問題点を取り除こうとしています。

アマゾン・ケアでは、簡単なヘルスケアに関する質問であればビデオチャットで医師と相談するこができます。

また、基本的な検査などであれば、自宅およびオフィスで看護師が訪問してくれます。

さらに、処方薬を従業員の自宅まで届けてくれ、アプリを通じて看護師とチャットすることができます。

アマゾン・ケアの意図は、ヘルスケアをよりユーザーフレンドリーにすることです。

ヘルスケア産業は全般的に、ユーザーよりもヘルスケア提供企業のニーズを優先しがちです。

アマゾン・ケアは、従業員向けの極めて穏便かつ小さなパイロットプログラムですが、ゆくゆくはヘルスケア関連サービスをアマゾンの顧客基盤に展開する可能性があります。

ヘルスケア市場における創造的破壊を目指す

アマゾンは、ヘルスケア市場における創造的破壊への長期的な関心を隠していません。

同社は3月、バークシャー・ハサウェイおよびJPモルガン・チェースと共同でヘルスケア企業「ヘイブン」を設立しました。

ヘイブンは、妥当なコストで簡素かつ高品質なヘルスケアサービスを米国内の企業従業員やその家族に提供しようとしています。

アマゾン・ケアはヘイブンとは関係ありませんが、ヘイブンが目指すような業務を担っています。

長期的に見た場合、アマゾンは、ユーザーがコントロールできるような革新的なヘルスケアモデルを試していると考えられます。

そして、その第一歩として社内でヘルスケアサービスを開始したのでしょう。今後の展開を注視すべきです。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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アマゾンの子会社ホールフーズ・マーケットのCEOであるJohn Mackeyは、モトリーフール社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Daniel B. Klineは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール社は、アマゾン株、バークシャー・ハサウェイ(B株)を保有し、そして推奨しています。モトリーフール社は、バークシャー・ハサウェイ(B株)に関するオプションを保有しています(2021年1月の200ドルのロング・コール、2021年1月の200ドルのショート・プット)。

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