The Motley Fool

配当投資家必見!2020年も注目すべき、米国配当株・REIT5選

米国株のひとつのメリットは高配当株があることです。

多くの長期投資に関する研究によれば、配当株のパフォーマンスは、配当を出していない株を上回る傾向があります。

配当株を見極める点として、連続増配を行なっているかが挙げられます。

この記事では、そういった連続増配の実績がある配当株やREITを5つ紹介していきます。

ジョンソン&ジョンソン(JNJ

日本の方にも馴染み深いジョンソン&ジョンソンは、代表的な「配当貴族」銘柄です。

配当貴族とは、S&P500銘柄のうち、25年以上連続して増配を実施している会社のことを指します。

同社は25年どころか、実は57年連続の増配を行なっています。

配当は2019年4月に約6%引き上げられ、1株当たり配当は0.95ドル、配当利回りは記事執筆時点で2.90%です。

長年、ジョンソン&ジョンソンは、バンドエイドのような消費者向け製品や医薬品、そして医療機器にまたがって事業を展開してきました。

つまりジョンソン&ジョンソンは、堅実な消費者向けビジネスと、やや当たり外れの大きい医薬品ビジネスの両方を推進してきました。

全体として業績は着実に成長し、安定的にキャッシュを生み出し、連続増配を達成してきたのです。

ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ

米国の通信業界では寡占化が進んでおり、その中でもベライゾンは最大手です。

同社の通信品質は高く(いわゆるつながりやすく)、競合他社よりも高い価格を設定することができていまます。

他社に先駆けて次世代5Gワイヤレスネットワークの全米展開を進めており、同社の高い収益性は今後も維持される見通しです。

ベライゾンは、携帯電話だけでなく、自動車、腕時計、家電等のIoTにも手掛けようとしています。

同社のネットワークに接続するデバイス数は増え続けるため、長期的な業績の追い風になるでしょう。

記事執筆時点の配当利回りは4.08%と堅調で、同社は過去12年連続で増配してきました。

5G・IoTにおける成長性と、高い配当利回りの両面から注目の米国株です。 

ペプシコ(PEP

ペプシコは、コカ・コーラとは異なり、飲料に加えてスナック食品を手掛けています。そのなかには「ドリトス」や「クエーカー」シリアル商品が含まれます。

同社はこういった強力な食品ブランドを擁し、巨大な供給ネットワークをテコに、業界のリーダー的ポジションを維持しています。

世界的な健康志向により炭酸飲料の需要が減少しつつありますが、ペプシコの場合、スナックなどの食品部門の増収がそれを補っています。

特にフリトレー部門は、堅調な業績達成に貢献し、この結果ペプシは2018年に4%の売上高成長を達成することができました。

ペプシの配当利回りは記事執筆時点で2.83%で、47年連続して配当を上げています。

ブルックフィールド・インフラストラクチャー・パートナーズ(BIP

ブルックフィールド・インフラストラクチャー・パートナーズは、マスターリミテッドパートナーシップ(MLP、共同投資事業形態の一つ)です。株価は2019年9月6日に上場来最高値を付けています。

年初来で32%も上昇しており、配当も含めたトータルリターンは約36%と、S&P500インデックス銘柄の平均トータルリターン18%の2倍以上となっています。

それでも、記事執筆時点での配当利回りは4.2%と高水準であり、同社は年5%~9%増配していくことを長期目標に掲げています。

その背景として、ブルックフィールドの主力事業が、水道事業、物流、通信、エネルギーなどのインフラ事業からなり、潤沢なキャッシュフローを創出しているからです。

ブルックフィールドが保有しているインフラ資産は私たちの生活に必要なだけでなく、今後世界的な中間層の拡大で需要のさらなる伸びが見込まれます。

デジタル・リアリティ・トラスト(DLR

デジタル・リアルティ・トラストは、データセンターの運用に特化したREIT(不動産投資信託)で、安定的な分配金を投資家に支払っています。

同REITは14年連続で増配を行ってきており、記事執筆時の分配金利回りは3.4%となっています。

デジタル・リアルティ・トラストは310億ドル(2018年のデータ)に及ぶ世界のデータセンター市場で20%強のシェアを占め、アップル、グーグル、マイクロソフトなどの主要ハイテク企業などの大手企業が顧客ベースになっています。

コスト削減にも力を入れており、2018年に同REITはシカゴにあるデータセンターの長期利用料金を交渉し、電気料金を20%引き下げることができました。

また、リセッションにも強く、リーマンショック時の2008年でも、同REITは増収増益を継続し、過去15年にわたって成長を続けてきました。

デジタル・リアルティ・トラストの新たな成長戦略としては、ラテンアメリカ地域でのプレゼンスの拡大が挙げられます。

その一環として、2018年12月にブラジルのデータセンター大手「Ascenty」の買収を完了しました。

ラテンアメリカでは、携帯電話およびインターネットの利用率が上昇しており、データセンターサービスへの需要が急拡大しています。

ブラジルでは、300以上の地方自治体へのブロードバンド接続計画が進められており、チリやメキシコでも同様のブロードバンド計画がスタートしています。

また、デジタル・リアルティ・トラストはデータセンター市場では既に主要プレーヤーですが、最先端のエッジコンピューティング(ローカルにサーバーを設置する分散処理型のオープンITアーキテクチャー)がさらなる業績の追い風となり、増配継続の確度を高めていきそうです。

まとめ

以上が2020年も引き続き注目すべき米国配当株・REITです。

継続して増配を行う企業への投資を通して、資産を着実に増やしていきましょう。


フリーレポート配信

モトリーフールの日本進出にあたって日本の投資家、また、これから投資を始めたい方に向けて無料で「株式投資にどう臨むか -スペシャルフリーレポート-」を配信しております。

また、テクノロジー分野に投資したい投資家として知っておくべき情報も無料で配信しております。「人工知能というテクノロジーの「第三の波」が、日本の年間GDP以上の付加価値を生み出す」こちらからご覧ください。

ツイッターやフェイスブックで最新情報を配信しております。公式ツイッターアカウント@motleyfooljp公式フェイスブックアカウントをフォローする。

記事の作者、中澤航太は記事内で言及されている株式を保有してはいません。

最新記事