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【米国株動向】フィリップ・モリス、アルトリアとの合併断念発表受け株価上昇

モトリーフール米国本社、2019年9月25日投稿記事より

たばこ大手のフィリップ・モリス・インターナショナル(NYSE:PM)と同業のアルトリア・グループ(NYSE:MO)は25日朝、8月末に発表していた合併協議を打ち切ると発表しました。

この発表を受け、フィリップ・モリスの株価は一時6.5%上昇し、一方アルトリアの株価は0.5%下落しました。

この背景としては、フィリップ・モリスが経営問題に直面しているアルトリアとの合併を避けられたことがあります。

合併破談の要因としては、米国における電子たばこへの逆風があります。

アルトリアは昨年12月、電子たばこ大手のジュールに130億ドル(約1兆4000万円)出資して35%の株を保有していますが、同社の電子たばこ「ジュール(Juul)」に関して青少年の健康への悪影響などが問題視され、販売禁止の動きが高まっています。

ジュールは25日、CEOのケビン・バーンズの辞任を発表しました。アルトリアは後任に同社幹部を送り込み、事態の早期収拾を図る構えです。

ジュールは現在、健康問題だけでなく、規制当局の圧力、小売業者の扱い拒否、犯罪問題、メディアによるネガティブキャンペーンなどに直面しています。

なお、米国内でのジュールの広告を停止する方針も発表しました。

フィリップ・モリスとアルトリアは今後、米国市場ではフィリップ・モリスの加熱式たばこ「アイコス(IQOS)」を共同販売していくことで合意した、と発表しました。

なお、「アイコスは電子たばこではありません」と強調しています。

フィリップ・モリスの投資家は合併協議打ち切りの発表を歓迎しています。

一方、アルトリアはジュールに出資しているため、当面はジュールの動向に圧迫される可能性があります。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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元記事の筆者Rich Smithは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール社は、記事で言及されている株式を保有していません。

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