The Motley Fool

Facebookが導入する仮想通貨リブラとは?日本での運用計画についても解説

全世界で23億人以上が参加しているFacebookが、新しい仮想通貨リブラを導入しようとして注目を集めています。

仮想通貨は投機性の高い商品として人気があり、リブラにも同様の期待が寄せられていますが、しかしリブラは他の仮想通貨と違うポイントがあります。

そこで今回は、仮想通貨リブラについて解説をします。リブラを発行するLibra 協会や、リブラコインの使い道なども解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

フェイスブックの仮想通貨「リブラ」とビットコインの大きな違い

フェイスブック発の仮想通貨「Libra(リブラ)」は超国家通貨となり得るのか

仮想通貨リブラとは

過疎通貨リブラとはLibra協会が運用する仮想通貨になります。

現在、VISAやPayPal、Uberなど複数の企業が参加を表明しており、新しい仮想通貨として注目を集めています。

リブラの特徴

リブラの特徴について解説していきます。

Facebookの仮想通貨ではない

リブラはFacebookの仮想通貨と言われていますが、これは正しくありません。

確かに、Facebookが主導する事になるだろうとされていますが、正確にはスイスにある非営利組織Libra協会が運営をします。

この協会が設立するにあたり、VISAやPayPal、Uberなど世界中で知られている28社の有名企業が参加を表明。今後は100団体の参加を目指しています。

2019年8月時点ではテストネット版が動作しており、2020年前半を目途に一般に普及されるのを目指しています。

世界中の人々が金融サービスに参加できる

リブラの目的は世界中の人々が金融サービスに参加できる世界を生みだす事です。

現在の金融制度だと、銀行口座を持たないとあらゆる金融サービスを受けられません。

また、銀行口座を持っていても、手数料などが高いため、貧しい人が不利という状況になっています。

リブラが普及すれば新興国を含めた多くの人々が、送受金や支払いなどを行えるようになります。

投機よりも実用性重視

現在の仮想通貨は実用性よりも投機面ばかりが注目されてしまっていますが、リブラは実用的な仮想通貨としてシステムを構築しようとしています。

そのため、価格変動が起こりにくいシステムとなっています。

知名度の高い仮想通貨であるビットコインやリップルなどは、発行する際に裏付けされた資産がありません。

そのため、ビットコインが欲しい人と売りたい人の、需要と供給によって価格が変動しやすくなっています。

しかし、リブラは発行する際に裏付けされた資産として法定通貨を定めているため、価格の変動が起きにくくなっています。

つまり、現金をそのまま仮想通貨に変えるシステムということになります。

リブラの用途

リブラの使用用途は投資では無く、価値の交換に特化しています。

特に国際間の送金においてリブラは最も用いられると予想されています。

その次に、海外の店舗決済に使用されるだろうと言われています。

この理由として上げられているのが、VISAを始めとした世界的に信頼されている決済サービスがLibra 協会のメンバーとして登録されているため、グローバルなサービスにリブラが使われるのではないかと予想できます。

そのため、リブラを購入して保持していたとしても、ビットコインのように値上がりする可能性は低いです。

ただし、リブラには投資としての側面もあります。

リブラの投資の可能性

リブラには2種類のトークンが発行される予定です。

1つはリブラコインで、一般に流通するトークンとなります。

現在流通している仮想通貨と同様に、取引所でリブラコインを売買する形になります。

もう1つはLIT(Libra Investment Token)とよばれる投資用のトークンです。

投資家の投資額に応じて発行されるLITには運用益の配当が発生します。

ただし、誰でも投資家として参加できる訳でも無く、Libra協会が定めた10億円の参加費と2000万人のユーザーを抱えている企業しか参加できません。

LITを個人で入手するのは不可能に近いですが、投資には個人の力を集めて大きな力に変える、投資信託というシステムがあります。

まだ、実現はしていませんがリブラ向けの投資信託が始まる可能性は決して低くはありません。

日本での運用計画

仮想通貨に対する法整備が進みつつある日本でリブラがどのように運用されるのかは不明です。

というのも、「リブラが仮想通貨なのか、あるいは通貨建て資産なのか」というポイントで議論が起きています。

リブラは法定通貨と連動していますが、購入してから円に償還した際に元の価格から変動する可能性があります。

もし、リブラを仮想通貨と見做すなら、他の仮想通貨と同様に仮想通貨交換業者が扱います。

しかし、リブラを通貨建て資産と見做した場合、日本だと銀行業か貸金同業のライセンスを持たなければなりません。

ですが、過去に海外の団体が日本での銀行業のライセンスを取得した例が少なく、取得は現実的ではありません。

日本のみならず世界中でもリブラに関する議論が行われています。

なぜなら、リブラが目的通りのシステムを構築した時は、銀行の業務を大幅に侵害する可能性があります。

そのため、中国ではリブラではなく、中国独自の仮想通貨を運用しようとする動きを見せています。

どちらにしても、日本でリブラが運用されるのは、まだ先の話かもしれません。

まとめ

以上が、Facebookの仮想通貨リブラに関する解説になります。

リブラは投機目的として購入するのはメリットが少ないですが、将来的に銀行の代わりに個人間や国際間の送金を行うシステムになるかもしれません。


フリーレポート配信

モトリーフールの日本進出にあたって日本の投資家、また、これから投資を始めたい方に向けて無料で「株式投資にどう臨むか -スペシャルフリーレポート-」を配信しております。

また、テクノロジー分野に投資したい投資家として知っておくべき情報も無料で配信しております。「人工知能というテクノロジーの「第三の波」が、日本の年間GDP以上の付加価値を生み出す」こちらからご覧ください。

ツイッターやフェイスブックで最新情報を配信しております。公式ツイッターアカウント@motleyfooljp公式フェイスブックアカウントをフォローする。

記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。

最新記事