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【米国株動向】スターバックスの新社外取締役に戦略的背景

モトリーフール米国本社、2019年9月17日投稿記事より

取締役会メンバーの変更が話題になることはあまりありませんが、スターバックス(NASDAQ:SBUX)の新社外取締役3人が注目を浴びています。

同社は、ドミノ・ピザ(NYSE:DPZ)CEOのリチャード・E・アリソン・ジュニア、ナイキ(NYSE:NKE)CFOのアンドリュー・カンピオン、アップルの中華圏担当マネージング・ディレクターのイザベル・ゲマへを取締役会に迎え、メンバーを13人に増やしました。

スターバックスCEOのケビン・ジョンソンは、プレスリリースで次のように述べています。

「永続的な会社構築を目指し、アリソン、カンピオン、ゲマヘを取締役会に迎えました。彼らのグローバルテクノロジー、小売、顧客体験に関する専門知識は、当社の顧客満足度を高めてくれるでしょう。」

戦略的な動き

アリソンはドミノ・ピザのCEOになって1年も経っておらず、以前まで国際部門を長く担当していました。

ピザチェーンの海外展開の知見は、スターバックスが必要としているものです。

スターバックスCEOのジョンソンは、スターバックスが単にコーヒー企業というよりテクノロジー企業であると認識しています。

そして、ドミノ・ピザは純粋にピザ会社というよりも、迅速かつ効率的な注文処理にフォーカスした技術志向の企業で、その上で世界展開を進めてきました。

ドミノ・ピザのアリソンは、スターバックスが注力してきた効率的な事業運営だけでなく、世界中の市場における様々な期待の違いを明確に理解しています。

中国はスターバックスにとって2番目に大きな海外市場であり、1日に約1店舗のペースで新規店舗をオープンしていることから、アップルの中国事業を統括するゲマへの人選は理にかなっています。

スターバックスは、定評のあるアプリと迅速なサービスで急成長しているラッキン・コーヒーとの競争に直面しており、ゲマヘを取締役会に迎え入れることで中国市場に関する理解を深めることができます。

【米国株動向】スターバックス、時代の変化に対応するため中国で新型店舗

ゲマへは、アップル本社と連携し、iPhoneおよびiPadの中国市場向けコンテンツを開発してきました。

スターバックスは、独自のアプリ開発と中国店舗の改善でゲマヘの知見を活用する意向です。

ナイキのカンピオンについても、中国関連の経験にスターバックスは期待しています。

ナイキは、中国においてはるかに安い価格で販売される中国ブランドと競争しています。

さらに、ナイキは中国において、販売チャネルと消費者への直接販売を共に拡大しています。

取締役会に社外取締役を迎えることで株主への配当が増えるわけではありませんが、3人の新社外取締役はスターバックスに有用なガイダンスをもたらすでしょう。

強力な取締役会は、株主にとってポジティブと考えられます。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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元記事の筆者Daniel B. Klineは、アップル株を保有しています。モトリーフール社は、アップル株、ナイキ株、スターバックス株を保有し、そして推奨しています。モトリーフール社は、ラッキン・コーヒー株を保有しています。モトリーフール社は、アップル株に関するオプションを保有しています(2020年1月の155ドルのショート・コール、2020年1月の150ドルのロング・コール)。

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