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ロウズはホーム・デポに追いつくか

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2018年11月16日投稿記事より

‐ロウズは第3四半期の決算発表の際に高い目標を掲げた‐

投資家が、ロウズの今後の決算報告についてポジティブに感じる理由はいくつかあります。その一つは、ライバルのホーム・デポの最近の状況を考慮すると、住宅リフォーム産業は適度な速度で拡大していることが明らかだからです。また、最近就任したCEOのマービン・エリソンの積極的なコスト削減プログラムのおかげで、収益性の面で良いニュースを報告できるでしょう。

そして、ロウズには、売上と利益以外に見はるべきものがたくさんあります。投資家が注目すべき分野を詳しく見ていきましょう。

ギャップを埋める

ロウズは、小売業の同業他社と比較して成長率が高い傾向にあることが多かったのですが、第2四半期はそれほどでもありませんでした。ホーム・デポは売上高を前年同期比8%増やし、通期の売上高の見通しを5.3%増に引き上げました。これに対し、ロウズの売上高はわずか5%の上昇にとどまり、2018年の売上高の予測を3%増としました。

成長指標の詳細を見ると、ロウズは前四半期にはその潜在的成長力を発揮できなかったと言えます。同社の来客数の増加率は1%未満でしたが、ホーム・デポは3%増加しました。ロウズの営業利益率は、ホーム・デポの14.5%と比較して10%でした。そして同社は、季節物の需要の急増に追いつくために店舗の在庫を管理するのに苦労しました。

CEOのエリソンは、8月下旬に同社が世界的な小売業者になるために動いていると投資家に告げました。しかし、ロウズには、超えるべき高いハードルがあります。なぜなら、ホーム・デポが最近、第3四半期に5%の売上増と利益率の上昇を発表したからです。

株主への還元

ロウズは今週、ライバルに対抗して配当に関するニュースを発表するかもしれません。ホーム・デポの寛大な55%の還元目標と比較して、同社は現在、収益の35%を株主に還元しています。同時に、ホーム・デポは、自社株買いが2018年の40億ドルの目標と比較して80億ドルに達する予定で、過去6ヶ月間で自社株買いの費用を劇的に増やしました。

確かにロウズの収益は、ホーム・デポのペースと同じペースでは改善していません。しかし、不十分な店舗を閉鎖するため、同社は現金を十分に蓄積しています。その蓄積の少なくとも一部は、より多くの自社株買いまたはより寛大な配当支払いを通じて、株主に還元されるかもしれません。

今後の成長について

ロウズは8月に景気や住宅リフォーム業界への弱気な予想と、企業特有の在庫問題のために成長見通しを下げました。

しかし、ホーム・デポは今週、経済成長、失業、消費者心理を含む重要な指標が全て、住宅リフォーム費の着実な拡大を支えていると述べました。ホーム・デポの経営陣は、第3四半期の堅調な需要を発表し、売上高と最終損益の両方における同社の見通しがさらに拡大することを示唆しました。ロウズが同様に明るい見通しを出さない場合、同社はまだまだホーム・デポに追いつくことはできないでしょう。

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