The Motley Fool

ふたつのNISA、一般NISAとつみたてNISAを徹底比較!

老後に年金以外に2000万円の資産が必要だという金融庁の発表が世間を騒がせ投資需要が高まっている中、運用益を非課税にできるNISAに注目が集まっています。

NISAには大きく分けて一般NISAと、つみたてNISAの二つがあります。

未成年を対象にしたジュニアNISAもありますが、本記事では割愛します。

成人を対象にした一般NISAとつみたてNISAは、同じ年にどちらか一方しか選ぶことができません。

どちらのNISAもiDeCoと違い途中で解約できるため、気軽にはじめることができます。

しかし一般NISAと つみたてNISAのどちらで運用するべきか悩む人も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では一般NISAと つみたてNISAを比較します。

どちらのNISAが合っているかを考える参考にしてみてください。

一般NISAとつみたてNISA

一般NISAとつみたてNISAの主な違いは以下の通りです。

一般NISA   積立NISA
2014〜2023年 投資可能な期間 2018年〜2037年
5年 非課税期間 20年
年間上限120万 5年で600万 非課税枠 年間40万 20年で800万
個別株・投資信託・ETFなど 金融商品の種類 一部の投資信託
一括購入・積立 運用方法 積立

一般NISAの特徴

一般NISAは制限はあるものの、金融商品の運用益が非課税になる制度です。

通常の口座では原則、売却益や配当金に約2割の税金がかかりますが、NISAなら非課税なので運用に有利です。

一般NISAは2014年からはじまりました。

もともとNISAはイギリスのISAを参考につくられた制度です。

ISAとはindividual Saving Accountの略で、イギリスで1999年に個人の貯蓄や投資を促進する目的で導入されたイギリス居住者対象の税制優遇措置のある個人口座でした。

証券優遇税制の廃止で売却益の約10%の課税が20%にあがった際にNISAは導入されました。

一般NISAは1年あたりの非課税枠は120万円

一般NISAは1年あたりの非課税枠は120万円です。

つまり120万円分まで購入した金融商品の値上がり益や分配金・配当が非課税になります。

ただし120万円の枠は金融商品の買い替えでも使ってしまうことになります。

言い換えればスイッチングがしづらい設計になっています。

つまり、一般NISAは短期の売買に向いておらず、中長期の長いスパンの投資に向いている口座ということになります。

一般NISAの非課税期間は最大5年

一般NISAの非課税期間は最大5年です。

例えば2019年内に120万円分の株、あるいは投資信託に投資をしたら、その最大5年の間(2023年末)までに売却すれば売却益・配当は非課税です。

そして非課税投資枠は5年が限界で最大600万円までです。

5年の非課税期間が終わった場合は、以下の3つの選択肢を取る必要があります。

  • 翌年の非課税口座に移す(ロールオーバー)
  • 課税口座に移す
  • 売却

一般NISAは投資対象が広い

一般NISAはつみたてNISAに比べ、個別株やReitなど幅広い対象から投資ができます。

一方でつみたてNISAは条件を満たした一部の投資信託やETFからしか投資対象を選べません。

そのため個別株から投資対象をどうしても選びたいなら、つみたてNISAではなく一般NISAを選ぶ必要があります。

また、つみたてNISAと違い一括で購入することもできるため、自由度が高いのも特徴です。

つみたてNISAの特徴

つみたてNISAは2018年からはじまった新しいNISAです。

つみたてNISAは一般NISAに比べ1年あたりで投資できる上限は低いものの非課税期間が長く、最大限まで年間上限いっぱい利用すれば、一般NISAよりも大きな投資額を非課税にすることができます。

つみたてNISAの1年あたりの非課税枠は40万円

つみたてNISAの1年あたりの非課税枠は最大40万円です。

ライフイベントなどを控えている場合は、つみたてNISAの方が家計を圧迫せず無理のない投資ができます。

つみたてNISAの非課税期間は20年

つみたてNISAの非課税期間は20年と一般NISAに比べかなり長くなっています。

20年間で合計800万円まで非課税枠を活用できます。

つみたて投資でコツコツと資産を築いていきたい人、長期で資産を形成したい人に向いています。

つみたてNISAは投資対象が限られている

つみたてNISAは投資対象が一部の投資信託やETFに限られています。

しかし、つみたて投資向けに厳選された投資信託やETFが選ばれています。

例えば一定の信託報酬以下など厳しい基準で選ばれたラインナップの中から投資対象を選べるということです。そのため迷わずに済むというメリットもあります。

限られているとは言っても、大手ネット証券のつみたてNISAならば100種類以上のラインナップの中から金融商品を選ぶことができます。

長期・積立・分散に適した低コストの、つみたてNISA用の金融商品だけでも豊富な投資対象があり、様々な組み合わせのポートフォリオが組まれた投資信託が用意されています。

NISAで最大限に非課税枠を有効活用する方法

一般NISAとつみたてNISAは同一年度内に併用はできません。

しかし一般NISAの枠を全て使いきった後につみたてNISAに移行することは可能です。

2019年の段階では、一般NISAの非課税枠をフルに使いきった後に、つみたてNISAに以降するのが最も非課税枠を最大化できます。

  • 2019年から2023年度までの5年分 600万:一般NISA
  • 2024年から2037年度までの14年分 560万:つみたてNISA

合計1,160万円分を非課税の投資枠にすることができます。


フリーレポート配信

モトリーフールの日本進出にあたって日本の投資家、また、これから投資を始めたい方に向けて無料で「株式投資にどう臨むか -スペシャルフリーレポート-」を配信しております。

また、テクノロジー分野に投資したい投資家として知っておくべき情報も無料で配信しております。「人工知能というテクノロジーの「第三の波」が、日本の年間GDP以上の付加価値を生み出す」こちらからご覧ください。

ツイッターやフェイスブックで最新情報を配信しております。公式ツイッターアカウント@motleyfooljp公式フェイスブックアカウントをフォローする。

記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。

最新記事