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原油価格急騰で一部の石油株の投資判断引き上げ

モトリーフール米国本社、2019年9月18日投稿記事より

サウジアラビアの石油施設攻撃を受けて急騰した原油市場は落ち着きを取り戻しましたが、米国のアナリストは石油関連株に対して急速に強気になっています。

これは、供給サイドショックのリスクが高まっているためで、短期的に原油価格が一段高になりやすい状況になりつつあるためです。

UBS、コノコフィリップスの投資判断を引き上げ

UBSは今週、米石油大手のコノコフィリップス(NYSE:COP)の投資判断を「中立」から「買い」に引き上げ、目標株価を75ドルとしました(現在の株価の約25%上)。

UBSは、原油価格の上昇が継続しなくても、コノコフィリップスは競合をアウトパフォームすると見ています。

これは、仮に原油価格が1バレル40ドルに落ち込んだ場合でも、同社は設備投資および配当支払いをまかなうのに十分なフリーキャッシュフローを創出できる可能性があるためです。

さらに、原油高が続いた場合、コノコフィリップスは増加するキャッシュで自社株買いを拡大できます。

同社は今年35億ドルを自社株買いに充てる予定で、これも年初からの原油の上昇傾向で当初計画より5億ドル引き上げています。

UBSは、コノコフィリップスの長期的な成長見通しにも着目しています。

同社はテキサス州イーグルフォード・シェール田で今後10年以上生産拡大が可能、とUBSは指摘しています。

米国みずほ、パースリー・エナジーを引き上げ

米国みずほ証券も、比較的新興の石油会社であるパースリー・エナジー(NYSE:PE)を「中立」から「買い」に引き上げ、目標株価を24ドルにしました(現在の株価から約30%上)。

みずほの見解では、同社は来年にかけて大方のアナリスト予想よりも急速な生産拡大が可能とみられます。

このためみずほは、パースリー・エナジーに対して原油高で株価の大きな上振れ余地を予想しています。

米地銀、独立系の石油会社に注目

オハイオ州クリーブランドに本拠を置く地方銀行のKeyBancは、最近、独立系の石油会社ホワイティング・ペトロリアム(NYSE:WLL)と、やはり独立系のジャゲッドピーク・エナジー(NYSE:JAG)などを「オーバーウェイト」にしました。

そして、ホワイティングの目標株価を14ドル(現在の株価から約50%上)、ジャゲッドピークの目標株価を10ドル(同約30%上)としました。

KeyBancは、両社に関して、低いバリュエーションでありながら採掘等へのエクスポージャーが高いため、原油価格感応度の高さに注目しています。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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元記事の筆者Matthew DiLalloは、コノコフィリップス株を保有しています。モトリーフール社は、記事で言及されている株式を保有していません。

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