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米石油企業CEO、サウジ攻撃に伴う原油高に慎重な姿勢

モトリーフール米国本社、2019年9月17日投稿記事より

サウジアラビアの石油施設への攻撃で原油価格が一時急騰しましたが、米石油企業のCEOは慎重な姿勢を崩しておらず、経営戦略にも大きな影響は与えないだろうとしています。

サウジの石油設備攻撃の米石油会社への影響

様子見のスタンス維持

大手石油生産企業のパイオニア・ナチュラル・リソーシズ(NYSE:PXD)のCEOスコット・シェフィールドはウォールストリート・ジャーナルに対して、「当初の計画を超えてリグ(原油掘削設備)を増加する考えはない」と述べ、当初の設備投資予算(30億5000万ドル~32億5000万ドル)を維持する意向を示しました。

同社は、原油価格の上昇傾向が続けばフリーキャッシュフローを活用して設備投資を容易に増やせます。

しかし、経営陣は原油高に伴う利益は、リグ増設ではなく自社株買い拡大に使うとみられます。

同様に、石油メジャーのシェブロン(NYSE:CVX)のCEOマイケル・ワースはCNBCに対して、原油市場のファンダメンタルズが変わっていないため、直近の原油高で設備投資を増やすのは時期尚早とコメントしました。

多くの石油会社幹部は、原油市場へのサウジ攻撃の長期的な影響を予想していません。

サウジアラビアも、数週間内に生産能力を回復すると予想しています。

さらに、サウジ攻撃前に原油市場は供給過剰ぎみだったので、生産拡大の必要もないと考えられます。

当面は冷静な対応

石油会社幹部は直近の原油価格急騰に対して平静を保っており、原油高が続いたとしても、負債削減や自社株買いに現金を活用する意向です。

しかし、今後サウジが生産能力回復に手間取ったり、中東地域で紛争がエスカレートして原油価格が高止まりした場合、別の対応になる可能性が高まるでしょう。

その場合、設備投資を増強し、リグの増設や休止している油井の再開などが考えられます。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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元記事の筆者Matthew DiLalloは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール社は、記事で言及されている株式を保有していません。

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