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経済減速に強いインド株2銘柄:タタ・モーターズ、インフォシス

モトリーフール香港支局、2019913日投稿記事より

インド政府の発表によれば第2四半期(4月〜6月)の同国のGDP(国内総生産)は前年同期比5%増となり、モディ政権下の6年間で最も低い成長率となりました。

この発表により、多くの民間銀行がインドの2020年の成長予測を下方修正し、ゴールドマンサックスも6%に引き下げました。

この状況下で投資家はインドへの投資を控えるべきとの見方もありますが、現時点では、同国経済の減速を大きく懸念する必要はないと思われます。

ここでは、経済減速下でも有望な銘柄を紹介します。

長期的な成長ポテンシャル

長年、インドは世界で最も急速に成長している国であり、現在の約3兆ドルから2024年までに5兆米ドル規模の経済大国になることを目指しています。

経済が一時的に減速したとしても、インドにはこれからも大きく成長する可能性がある企業が数多くあります。このような企業は、海外展開による成長ポテンシャルも高いと言えます。

1. タタ・モーターズ

ムンバイに本拠を置くタタ・モーターズ(NYSE:TTM)は、インド最大の自動車メーカーの1つです。

2008年にタタはフォード・モーターからジャガー・ランドローバーを買収して以降、ジャガー・ランドローバーを通じて中国で急増するSUV(多目的スポーツ車)需要の恩恵を受けています。

中国の消費者は2017年にSUVを1000万台購入しており、この需要が減速することはないでしょう。

マッキンゼーによると、2022年には中国で販売される車の2台に1台がSUVになると予想されています。

米国製の自動車に中国が制裁関税を課していることを考慮すると、タタは米中貿易戦争から利益を得られる可能性があります。

2. インフォシス

インフォシス(NYSE:INFY)は、世界の企業にコンサルティング、情報および技術サービス、アウトソーシングを提供するインドの多国籍企業です。

インフォシスは現在46か国で事業を展開しており時価総額460億米ドルですが、依然として成長余地があります。

インフォシスの2019年度第1四半期(4月~6月)決算によれば、デジタル関連売上は前年同期比41%増と大幅に伸び、全売上高の35.7%を占めています。

同社はまた、グローバル市場で拡大を続けており、各種サービス、地域、産業セグメントにおいて幅広い成長を達成しています。

インフォシスの財務も堅調で、今後5年間にわたりフリーキャッシュフローの85%を株主に還元する予定と発表しました。

結論

タタ・モーターズとインフォシスは、インド経済の減速で投資家がインド企業を敬遠すべきでないことを示唆しています。

また、他にも長期的に有望なインド企業があり、世界の産業動向や大きな需要増が見込まれる新興国などをターゲットにしています。

全般的にはインドは急成長を続けており、その途上で一時的な減速は想定の範囲内と考えられます。

したがって、投資家はインド経済の現状を注視する必要がありますが、パニックになる必要はありません。

長期投資家にとっては、インド市場にはまだ数多くの投資機会があるでしょう。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Alex Perryは、記事で言及されている株式を保有していません。

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