The Motley Fool

この小さなチップ会社がアップルにどれだけ依存しているか

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2018年11月15日投稿記事より

-たとえ多様化してもなお、その社運はアップルにかかっています-

小型チップメーカー、シーラス・ロジック(以下「シーラス」といいます。)は、オーディオ・チップの販売以外にプレミアム・スマートフォンに事業を多様化しようと計画してきました。

例えば、最新の投資家のプレゼンテーションでは、自らの製品市場が2017年から2021年にかけて劇的に成長すると述べました。それは、スマートアクセサリー、ハプティックドライバ、スマートホームアプリケーション等の利用が増えることによるもので、同社のバイオメトリック・ボイス・チップにとって、7億5,000万ドルの収益機会となると述べました。

確かに同社の述べていることは正しいのですが、少なくとも今日では、アップルへのオーディオ・チップの販売に大きく依存しています。そのアップルへの依存度について詳しく見てみましょう。

アップルはあまりにも大きな存在だ

シーラスは、最新の四半期決算報告において、2019年第2四半期および2018年第2四半期のそれぞれの売上高の約82%をアップルに依存していると発表しました。

言い換えれば、同社のアップルへの依存度は、売上高に占める割合は年々変わらなかったのです。

2019年度の上半期は、アップルへの売上高がシーラスの売上高の79%を占めると予想されています。これは、前年度の80%からごくわずかに減少しています。

経営陣はアップルに頼らない戦略を考えている

シーラスの最新の収支報告において、経営陣はオーディオ製品とアップル以外の顧客を引き付けるための戦略について話をしました。

たとえば、同社CEOのジェイソン・ロードは「前四半期、単一のスマートフォン・モデルで収益を上げた後、最大のAndroid OEMの1つとして供給先を拡大し、複数のモデルにアンプを出荷した」と語りました。

同氏は「今後6ヶ月の間に当社の技術を利用して、もう一つの主力商品を開発したい」と述べています。

同社が成長を志向する1つの領域は、ハプティックドライバにあります。同社は2017年に1億7000万ドルの市場シェアを確保していますが、2021年には4億5,000万ドルのシェアを確保できると予測しています。

同社の2018年度の売上は15億3000万ドルですが、アナリストは2019年度は13億ドルと予想しています。

CEOのロードは以下のように述べています。

「当社は現在、主要なAndroidスマートフォンにハプティックドライバを出荷している。当社の第1世代ハプティックドライバの設計は安定しており、この設計を利用して今後12ヶ月間に新しいデバイスを発売する予定だ。2019の春には、新たな製品設計を予定している。」

2020年度の収益予想

シーラスは、2019年度の売上高が減少すると予想しています。アナリストらは、同社の売上高が14.8%減少すると指摘していますが、CEOのロードは減少傾向が継続しないと楽観的に考えています。

「安定した製品ポートフォリオと革新的なロードマップにより、当社は目標市場でシェアを拡大し、2020年度には2018年度の収益成長率に戻ることができる」とロードは主張しています。

アナリストらは同社を信じているようですが、同社が4%の売上高の成長を成し遂げ、1株あたり利益の成長率が3.8%をわずかに上回ると予想しているだけです。

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