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【米国株動向】タイソン・フーズ、堅調な決算発表で8月に17%上昇

モトリーフール米国本社、2019年9月8日投稿記事より

食肉最大手のタイソン・フーズ(NYSE:TSN)の株価は8月に17%上昇しました(S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンス調べ)。

これは、米中貿易戦争など多くの問題が進行しているにも関わらず、同社が堅調な第3四半期(4月〜6月)決算を発表し、市場が好感したためです。

【米国株動向】タイソン・フーズ、堅調な第3四半期決算で株価上昇

競争が激しいため営業利益率は低いものの、第3四半期の売上高と純利益は上昇しています。

経営陣は、2019年度通期ガイダンスの調整後1株当たり利益5.75ドル〜6.10ドルを維持することを決めました。

しかし、株式は9月上旬に下落し、8月上昇分の半分ほどを消しました。

2019年度の最初の9カ月間(2018年10月~2019年6月)で業績を見た場合、豚肉および鶏肉のセグメントの営業利益率が前年同期比で低下している一方、牛肉および調理済み食品のセグメントは改善が見られます。

最終的に営業利益率は下がっていますが、今後は変わる可能性があります。

財務指標 2019年度の

最初の9カ月

2018年度の

最初の9カ月

前年同期比
売上高 315億ドル 300億ドル 5%
営業利益 22億2000万ドル 22億1000万ドル 0%
営業利益率 7% 7.3% -31ベーシスポイント
純利益 16億5000万ドル 24億9000万ドル -34%

出典:タイソン・フーズのプレスリリース。

アジアで現在、アフリカ豚コレラの発生により豚肉生産が大幅に減少していますが、タイソン・フーズの豚肉セグメントに大きな変化は見られません。

しかし、アジアでの豚肉生産減少は今後数年間は市場に影響を与えると考えられ、代替生産の恩恵を受ける形で、タイソン・フーズの豚肉部門の利益率低下傾向を反転させる可能性もあります。

さらに重要なのは、特に調理済み食品セグメントにおいてオーガニックな成長を促進する同社の取り組みです。

たとえば、植物由来人工肉製品の「Raised&Rooted」ブランドを立ち上げました。同ブランドのナゲットは、9月末に5000の小売店で販売される予定です。

市場動向の変化にもかかわらず、タイソン・フーズは世界最大の食品会社の1つとして堅実な利益を生み出しており、スケールメリットを活用して人工肉製品などの新しい市場でシェアを獲得しています。

これにより、長期的にS&P 500のリターンを超える実績を維持できるでしょう。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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元記事の筆者Maxx Chatskoは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール社は、記事で言及されている株式を保有していません。

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