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【米国株動向】翌日配達でアマゾンの株価が5割上昇する可能性も

モトリーフール米国本社、201994日投稿記事より

アマゾン(NASDAQ:AMZN)は、4月に米国のプライム会員向け標準配達オプションを2日から翌日にする計画を発表し、直ちに第2四半期(4月~6月)から一部地域で翌日配達を開始しました。

一部のアナリストは、翌日配達を中心としたアマゾンの積極的な攻勢により、株価は今後12カ月間で約5割上昇する可能性を見ています。

【米国株動向】アマゾン経営陣、翌日配達やサブスクリプション売上などに言及

Eコマース業界の競争が激化していることから、他のオンライン小売店や実店舗の配達も速さを競っており、迅速な配達がアマゾンにとってより重要になっています。

高まる翌日配達への関心

証券会社のRBC Capital Marketsが行なった最近のオンライン小売調査では、米国のインターネット利用者の64%が翌日配達に「非常に」または「とても」興味があると答えています。

アマゾンは、1年以内に米プライム会員向けの翌日配達を全米の大部分に展開し、2〜3年以内に海外でも展開する予定です。

これにより、すでに大きなシェアを占めているEコマース業界においてさらに地位を高めることができるでしょう。調査会社のDigital Commerce 360​​によると、アマゾンは2018年の米国オンライン販売の3分の1以上を占めました。

2018年12月のホリデーシーズンの実績はさらに高く、アマゾンはEコマース売上高の39%を占めました。

これは、アマゾンの迅速な対応および配達が市場シェア獲得を促進していることを示しています。

海外利用拡大の鍵となる翌日配達

RBCのアナリストであるMark Mahaneyの最近の分析は、アマゾン・プライムの海外利用を拡大する要素として、各地域における翌日配達の促進を指摘しています。

さらに、翌日配達の拡大により米国の既存プライム会員の平均購入金額が現在の1800ドルから年間5%〜11%増となる可能性があります。

これら2つの要因だけでも、アマゾンは年間売上高を15%増、または240億ドル増加させる可能性があります。

また、Mahaneyは翌日配達の拡大で、出品者向けに設計されたプラットフォームの「フルフィルメント・バイ・アマゾン(FBA)」および「シッピング・ウィズ・アマゾン(SWA)」関連の相乗効果が高まると考えています。

翌日配達によってFBAがベンダーにとってより魅力的になり、それによりプライム会員向けのベンダー供給が増え、そしてプライムが消費者にとってさらに魅力的になるというものです。

同時に、SWAは9000億ドルの世界的なサードパーティロジスティクス市場をターゲットにしています。

これによってアマゾンの市場を大きく拡大することができる可能性があります。

その結果、Mahaneyはアマゾンの今後12カ月の目標株価を2600ドル(約28万円)と大幅に引き上げました。

これは、以前の2250ドル予想からの上方修正で、現在の株価からほぼ5割の上昇となっています。

翌日配達により好決算

アマゾンの第2四半期(4月〜6月)決算は、翌日配達などの攻勢が奏功していることを示しています。

【米国株動向】アマゾンの第2四半期決算、翌日配達導入などで増収加速

成長鈍化予想を覆し、同四半期の売上高は前年同期比20%増の634億ドルでした。

また、売上高は前四半期比でも37億ドル増となり、昨年同期の19億ドル増のほぼ2倍で、迅速な配達への需要を明確に示しています。

アマゾンは、翌日配達の対象となる地域と商品数を増やし続けており、現在はまだ初期段階と言えるでしょう。

アマゾンの動きは、他のEコマース企業にも翌日配達の圧力をかけています。

アマゾンの発表から数週間後、ウォルマート(NYSE:WMT)は35ドルを超える注文で翌日配達オプションを開始し、約22万の商品を翌日配達しています。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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アマゾンの子会社ホールフーズ・マーケットのCEOであるJohn Mackeyは、モトリーフール社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Danny Venaは、アマゾン株を保有しています。モトリーフール社は、アマゾン株を保有し、そして推奨しています。

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