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今注目される米成長株3選:ガーダント・ヘルス、モンゴDB、トレード・デスク

モトリーフール米国本社、2019630日投稿記事より

勢いのある成長株について、「既に高値だ」、「買われ過ぎている」、「この勢いは持続不可能だ」と言われることがあります。

確かに、多くの成長株についてこれらの指摘が当てはまりますが、すべてがそうではありません。一部の有望な成長株は投資家を魅了し続け、株価は上昇を継続します。

これは、そういった成長株のビジネスモデルと成長見通しが非常に優れているからです。

今注目される米国の急成長株として、ガーダント・ヘルス(ティッカー:GH)、モンゴDB(ティッカー:MDB)、そしてトレード・デスク(ティッカー:TTD)を紹介します。

ガーダント・ヘルス

がん遺伝子検査企業のガーダント・ヘルスは2018年10月に新規株式公開(IPO)を行い、それ以来、株価は急上昇しています。過去9ヶ月間で株価は170%近くも上昇しています(記事執筆時点)。

(訳注:ソフトバンクグループはIPO以前にガーダント・ヘルスに出資しており、IPO後も約30%を保有する筆頭株主です。)

投資家は、同社のリキッドバイオプシー(血液を使った生体検査)の大きな可能性に注目しています。

これまでのがん検査では、がん組織を特定するために手術でがん細胞と考えられる箇所を切り取る必要があり、患者にとって大きな負担でした。

リキッドバイオプシーでは、血液に含まれる腫瘍のDNA(デオキシリボ核酸)や腫瘍から分離した細胞を分析し、がんを特定できます。

このため、がん検査のための手術が不要になります。

(訳注:日本では最近、シスメックスが国内初のリキッドバイオプシーによる大腸がん検査薬品の製造販売承認を取得しています。)

「ガーダント360リキッドバイオプシー」は、後期がん患者に最も適切な治療法を選択するサポートとなります。

また、「ガーダントオムニ」製品は、製薬会社ががん治療薬の臨床試験を行う際、患者の選択をサポートします。最新製品は、早期がんとがん再発を検出するための「ルナ」DNA検査です。

今のところ、ルナDNA検査は、研究開発向けに限られており、一般患者向けの適応については今後のポテンシャルとしてみられています。

リキッドバイオプシーの潜在的な市場規模について同社は、ガーダント360とガーダントオムニ製品は、米国だけで60億ドルの市場ニーズがあると考えています。

しかし、それはルナDNA検査の米国における推定330億ドルの市場規模と比較すれば、まだまだ小さいといえます。

同社の時価総額は約74億ドルで、株価はかなり上昇していますが、依然そのポテンシャルを十分に織り込んでいないとの見方があります。

モンゴDB

汎用データベースのプラットフォームを展開するモンゴDBの株価は、過去12ヶ月間で3倍以上になり、今年に入って一時80%以上上昇しています。

同社の時価総額は70億ドル前後で推移しています。

同社は、NoSQLデータベースと呼ばれるデータベースのリーダー企業で、今後もNoSQL分野では最有力と考えられています。

企業が使用するデータベースのほとんどはオラクルなどのSQL言語に基づいており、数十年前に構造化データ用に厳密に設計されていました。

しかし、同社は、構造化データと非構造化データを併用できる柔軟なデータベースを開発しました。

モンゴDBはオープンソースモデルなので、開発者はデータベースソフトウェアのソースコードを見て変更できます。

このモデルは同社に大きな利益をもたらしました。

同社は、オープンソースデータベースの無料の基本バージョンを提供しており、開発者は自由に使うことができます。

その基本バージョンに魅了された開発者はその後、より多くの機能を備えたプレミアムバージョンに移行します。

同社のデータベースは大ヒットし、直近四半期の売上高は前年同期比78%増となりました。

しかし、モンゴDBはその可能性のほんの一部しか発揮しておらず、同社のデータベース市場への浸透度は、わずか1%未満です。

同社がより多くの市場シェアを獲得するにつれて、今後も成長し続けると予想されています。

トレード・デスク

インターネット広告配信のトレード・デスクの株価は2019年に入って倍増しており、2016年9月のIPO以降、670%以上上昇しています。

同社の技術により、広告バイヤー(広告枠購入希望企業)はデジタル広告枠をすばやく簡単に購入することができます。

同社は、広告業界に創造的破壊をもたらしています。

広告業界は、これまで広告掲載をめぐる長期交渉を当たり前だと思っていました。

トレード・デスクの売上高の伸びは、広告業界における創造的破壊が相当程度進んでいることを示しています。

同社によれば、第1四半期の売上高は前年同期比で41%増加しました。

同社の勢いが継続する理由はたくさんあります。

デジタル広告は、伝統的な印刷媒体広告やテレビ広告を追い越しています。

同社が得意とする、アルゴリズムを利用して広告枠の購入を自動化するプログラムは、将来的には当たり前のものになるでしょう。

トレード・デスクは、このトレンドの最前線に位置しています。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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元記事の筆者Keith Speightsは、モンゴDB株とトレード・デスク株を保有しています。モトリーフール社は、ガーダント・ヘルス株、モンゴDB株、トレード・デスク株を保有し、そして推奨しています。

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