The Motley Fool

アジアの空港株に投資家が注目すべき理由

モトリーフール・香港支局、2019830日投稿記事より

アジア中間層は旅行の頻度を増やすだけでなく、旅行費用も増やしています。

アジアにおける購買力の高まりとともに、LCC航空会社が増加し、ビザ制限が緩和されたことで、人々は手軽に旅行しやすくなっています。

これはまた、投資家にとって大きな機会です。

最新のコンファレンスボード・グローバル消費者信頼感調査によれば、全世界の人々の42%が余裕資金を旅行に充てたいと考えているのに対して、アジアは51%でした。

また、この調査では、アジアの消費者は節約のために旅行を控える可能性は低いということも分かりました。

中国の巨大な潜在海外旅行ニーズ

中国観光アカデミーによると、中国人観光客による海外旅行は、2018年には前年比15%増の1億5000万回に及びました。

中国人観光客による海外での推定支出額は、1300億米ドル〜2770億米ドルとなっています。

中国人口の9%のみがパスポートを保有していることを考えると、海外旅行はこれから大きく増加するでしょう。

文化観光省によると国内観光も増えており、昨年は前年比約11%増の55億回超でした。

ASEAN内旅行の増加

ASEAN(東南アジア諸国連合)の地域人口は約7億人で、中国、インドに次いでアジアで3番目に大きな人口です。

東南アジアの人々も、中国人と同様に海外旅行を増やしています。

ASEAN事務局のデータによると、2017年の海外航空旅行者は2億8880万人で、2004年の9240万人から大きく増加しました。

なお、ASEAN内地域旅行のうち、ASEAN住民は全体の39.1%(4910万人)を占めています。

これは、隣国の人々が互いの国を訪れていることを示唆しています。

このトレンドに乗っている2つのアジアの空港

上海国際機場(SHA:600009)は、上海浦東国際空港の運営会社です。

浦東空港は中国の長江デルタの端に位置しています。

長江デルタは中国で急成長している経済地域で、中国のGDPの5分の1を占めています。

一方、タイ空港公社 (SET:AOT)は、首都バンコクにあるスワンナプーム国際空港やドンムアン国際空港を含む6つの空港を管理しています。

スワンナプーム国際空港はタイ空港公社のポートフォリオの中核であり、タイの主要な国際玄関口として機能しています。

スワンナプーム国際空港の年間利用能力は4500万人ですが、実際の利用客は6500万人近くにのぼっています。

アジアの旅行者をテーマにした投資は空港以外の分野も考えられます。

特に中国人観光客に関しては、近年、海外で提供されている美容およびスキンケア製品に対する需要が増加しています。

また、メディカルツーリズムも注目されています。

中国の医療サービスに対する不満の高まりとASEAN諸国でリーズナブルな価格で提供されている質の高い医療サービスにより、中国から東南アジアへのメディカルツーリズム旅行者が増えています。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

「米国株投資を始めるのに適した、国内のネット証券5社を比較」


フリーレポート配信

モトリーフールの日本進出にあたって日本の投資家、また、これから投資を始めたい方に向けて無料で「株式投資にどう臨むか -スペシャルフリーレポート-」を配信しております。

また、テクノロジー分野に投資したい投資家として知っておくべき情報も無料で配信しております。「人工知能というテクノロジーの「第三の波」が、日本の年間GDP以上の付加価値を生み出す」こちらからご覧ください。

ツイッターやフェイスブックで最新情報を配信しております。公式ツイッターアカウント@motleyfooljp公式フェイスブックアカウントをフォローする。

記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Christopher Chuは、記事で言及されている株式を保有していません。

最新記事