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【米国株動向】ロッキード・マーチンにとって台湾へのF-16売却のインパクトは?

モトリーフール米国本社、2019年9月1日投稿記事より

世界最大の防衛関連企業ロッキード・マーチン(NYSE:LMT)の戦闘機F-16は、台湾に新たに80億ドル分(約8500億円、最新型66機分、装備品も含める)売却されることになりました。

F-16の初飛行は45年前ですが、世界で最も人気がある戦闘機で、総生産台数は4500機以上、現在も世界で2300機ほどが稼働しています。

台湾は米国政府に対して、F-16を含め、ミサイルから主力戦車まで各種兵器の売却を要請していました。

(訳注:日本は、同社の最新鋭ステルス戦闘機F-35を合計147機購入予定で、購入費および維持管理費を含めると総額約6兆2000億円と見込まれています。)

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ロッキード・マーチンの投資家にとっての意味

80億ドル分の発注には、他社の様々な装備品も含まれますが、主契約者であるロッキード・マーチンを通じて売却されます。

これはロッキード・マーチンの投資家にとって何を意味しているのでしょうか?

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスによれば、ロッキード・マーチンの航空部門(F-16の製造担当)は、年間売上213億ドルを超える同社最大の部門であるだけではありません。

同部門が最も大きな利益を創出していて、部門の売上高総利益率は2番目に高く、営業利益率は10.6%です。

台湾へのF-16売却総額の80億ドルに単純にこの営業利益率をかけると、ロッキード・マーチンはこの売却からおよそ8億5000万ドルの営業利益を得ることができます。

これは同社の年間営業利益の10%以上に相当し、1株当たり利益約3ドルに匹敵します。

つまり、この売却はロッキード・マーチンにとって極めて大きなディールとなります。

台湾への売却分や他の受注残があるため、同社はF-16の生産拠点を戦闘機の主力製造拠点であるフォートワース工場(テキサス州)から移す計画です。

これは、生産コストを削減し、フォートワース工場では米軍や日本などへの納入が拡大している高額のF-35の生産を増強するためです。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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元記事の筆者Rich Smithは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール社は、記事で言及されている株式を保有していません。

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