SBI証券の口座開設手順と必要なものをわかりやすく解説

投資を始める際に必要となるのが証券口座であることをご存知の方も多いでしょう。
ネット証券が一般的になってきた昨今、最大手のSBI証券で口座開設を検討されている方も多いのではないでしょうか。
しかし口座開設をしようと思うと、初めて聞くような用語に出会ったりし、躊躇してしまうこともあるかと思います。
また手続きの際もいくつかの書類が送られてきて戸惑うこともあるはずです。
そこで今回の記事では、
- SBI証券に口座開設をする手順
- SBI証券に口座開設をする際の注意点
以上についてお伝えしていきます。
この記事を読んで頂ければ、何もわからなくてもSBI証券の口座開設をする道筋が明らかになります。
SBI証券に口座開設する際はこの記事を見ながら行って頂ければ、口座開設をスムーズに行えることでしょう。
ぜひ最後までご覧ください。
SBI証券に口座を開設する手順
SBI証券の口座開設の手順は以下の通りです。
- 本人確認書類を準備する
- ネットから本人確認書類の提出方法を選択する
- 各種個人情報を入力
- SBI証券からの書類を受け取る
- 投資金額を振込し、取引開始
本人確認書類を準備する
どの証券会社でも口座開設を行う際、銀行口座の開設と同様、本人確認書類が必要です。
ここでいう本人確認書類とは、マイナンバー通知カードもしくは個人番号カードのことです。
もしマイナンバー通知カードもしくは個人番号カードを紛失した場合は、役所等で再発行手続きが可能です。
ネットから本人確認書類の提出方法を選択する
本人確認書類の提出方法は以下の3通りです。
- WEBアップロード
- 書面
- Eメール
WEBアップロード
本人確認書類の提出方法は、以前は書面(本人確認書類のコピー)での提出しかできませんでしたが、現在ではスマホで写真を取り、それをWEB上でアップロードすることが可能になりました。
WEB上でアップロードした場合は最短での口座開設が可能になります。
書面
WEB上でのアップロードがセキュリティ上不安だと感じる場合は書面での提出も可能です。
書面の場合はSBI証券から「本人確認書類届出書」という書類が送られてくるので、必要事項を記入し、本人確認書類のコピーも同封し提出します。
Eメール
Eメールでの提出は、登録したメールアドレス宛に、本人確認書類の送信用のURLが送られてきます。
そのURLにアクセスし、本人確認書類のデータを添付し提出します。
各種個人情報を入力
名前、生年月日、性別などの個人情報をWEB上で入力していきます。
そして最初に迷う箇所であろう、「特定口座」の欄にたどり着きます。
この「特定口座」の欄では以下の3つの選択肢があります。
- 開設する(源泉徴収あり)
- 開設する(源泉徴収なし)
- 開設しない
現在確定申告をしていない方(会社員の方など)は「開設する(源泉徴収あり)」を選択しておきましょう。
すでに確定申告をしている方で、証券会社が作成した年間取引報告書を使って確定申告される場合は「開設する(源泉徴収なし)」を選択してください。
初心者の方はまず、「開設する(源泉徴収あり)」を選択するといいでしょう。
こちらについては口座開設後に変更することは可能です。
次に「NISA、つみたてNISA」の欄にたどり着き、こちらについてはここで「申し込まない」を選択されても後程申請することは可能です。
申し込みたい方は、「つみたてNISAを申し込む」、「NISAを申し込む」のいずれかを選択してください。
また同時に同じSBIグループの住信SBIネット銀行の申込みも可能です。
住信SBIネット銀行は各種連携機能がついており、実際に取引を行う際にメリットとなることもあり、同時に申込みが可能なので検討してみてもいいでしょう。
SBI証券からの書類を受け取る
ここまででWEB上での申込みは完了です。
その後SBI証券から「口座開設手続き完了のご案内」という書類が送られきます。
この中には口座番号とログインパスワード、取引パスワードが記載された書類があり、本人限定受取郵便で送られてきます。
この書類は絶対に紛失しないように大切に保管してください。
また本人確認書類を書面で提出を選んだ場合は、本人確認書類届出書も同封されているので併せて確認してください。
そして口座番号とログインパスワードを見ながらログインし、初期設定を行います。
初期設定では、お勤め先の情報や振込先金融機関、手数料プラン(スタンダードプランをおすすめします)、その他の取引口座の申込(FXや金投資など)の情報を入力していきます。
その他の取引口座の申込は開設しない、にしても後程開設することは可能です。
投資金額を振込し、取引開始
WEB申込みを行い書類を受取った後、キャッシュカードがないことに気づかれた方もいらっしゃるかと思います。
実は証券口座に銀行口座のようなキャッシュカードは存在しません。
ではどのように入金して取引を行うのでしょうか?
入金方法は大きく以下の2つから選択することが可能です。
- 即時入金(リアルタイム入金)
- 銀行振込入金
オススメは即時入金で、WEB上で入金手続きを行えばすぐに反映でき、かつ手数料もかかりません。
しかし注意しなければならないのが、即時入金できる金融機関は限られていることです。
メガバンク、ネット銀行などは対応していますが、地方銀行などには対応していないことがあります。
手持ちの銀行口座が対応していなければ、これと同時に即時入金可能な金融機関の銀行口座開設を検討されてみてもいいでしょう。
また銀行振込ではSBI証券指定の銀行口座に振込を行い、入金する形になりますが手数料が自己負担になるので注意してください。
ここまでWEB申込みから入金までの流れを解説してきましたが、以下で口座開設を行う際の細かい注意点についてお伝えしていきます。
SBI証券に口座開設する際の注意点
- 特定口座と一般口座はどちらを選択すべき?
- NISA口座はすぐに開設すべき?
- 口座開設をすればすぐに外国株の取引もできる?
特定口座と一般口座はどちらを選択すべき?
前述の「特定口座」の部分でも軽く触れさせていただきましたが、もし「開設しない」を選択した場合はどうなるのでしょうか?
実はここで「開設しない」を選択すると、「一般口座」という口座を開設することになります。
一般口座では自分で年間の取引報告書を作成し、確定申告までを行うことになります。
このように見ると一般口座はメリットがないように思えますが、実は一般口座でしか買えない金融商品があります。
たとえば、未公開株などは一般口座のみでの取扱となります。
しかし未公開株への投資はそれなりに目利き力が求められます。
投資をこれから行おうと思われる方は、まず特定口座を開設することをオススメします。
NISA口座はすぐに開設すべき?
NISAとは特定口座や一般口座とは別の口座で、この口座内で取引した場合は売買益や配当金に対して非課税となります。
非課税枠がNISA口座で年間120万円、つみたてNISA口座では年間40万円と限りがありますが、通常納税義務が生じるところが非課税であるならば開設しておくメリットはあるといえるでしょう。
ちなみに口座管理手数料などは発生しません。
口座開設をすればすぐに外国株の取引もできる?
国内株や投資信託以外にも米国株などの外国株に興味がある方もいらっしゃると思います。
ではSBI証券で口座開設を行えば、すぐに外国株も取引できるのかというと、実はできません。
外国株の取引を行うには、別に外国株式口座の開設が必要となります。
こちらも先ほどの口座開設と同様、WEB上から手続きが可能ですので、興味がある方はぜひ開設してみてはいかがでしょうか。
まとめ
SBI証券の口座開設についてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
証券口座の口座開設は銀行口座と違い少し複雑で、聞いたことない用語も多く出てきて戸惑うこともあるかと思います。
一つ一つをしっかり理解して頂ければ、決して難しくはないと思います。
ぜひ口座開設を行い、SBI証券で投資デビューをしてみてください。
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