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【米国株動向】下落続くスラック株への強気の見方増える

モトリーフール米国本社、2019年8月26日投稿記事より

コラボレーションツールのスラック(NYSE:WORK)の株価下落が続いているにもかかわらず、証券各社の同社への「買い」推奨が増えています。

先日の2社に続き、今度は、株式リサーチおよびトレーディングのブティック企業であるMonness,Crespi,Hardt&Co.Inc.のアナリスト、ブライアン・ホワイトが、目標価格39ドル(約4100円)で「買い」推奨を開始しました。

企業内チャットツールとしてはトッププレーヤー

スラックが上場した際、初値はホワイトの目標価格範囲内の38.50ドルでした。

株価は初日に42ドルに達し、その後はほぼ一本調子で下落、現在は30ドル前後で推移しています。

米中貿易戦争に関連したマクロ経済の不確実性は強まっているものの、ファンダメンタルズの観点からはここ数カ月でスラックに大きな変化はありません。

ただ、マイクロソフトのコラボレーションツール「Teams」の最近の利用拡大が、スラックの株価に影響を与えている可能性があります。

スラックには機能限定の無料プランがありますが、Teamsは「オフィス365」に連動して使うことができ、月額料金もスラックよりやや安い点が強みです。

ホワイトは投資家に対して、「2019年度(2019年1月期)に前年比82%の増収を達成したことから明らかなように、スラックはコラボレーションツールとしての地位を確立しており、同社には大きな可能性があると考えられる」と言及しています。

その他にも、ウォール街でスラックに対して強気の声が大きくなっています。

Canaccord Genuityのアナリスト、Richard Davisは7月に、スラックが企業間で広く普及しつつあるため「計り知れない成長」を享受する可能性があるとコメントしています。

William Blairのアナリスト、Bhavan Suriも同様に、スラックは今後数年間で社内の電子メールに置き換わるだろう、と述べています。

売上高成長の減速

スラックはこれまで驚異的な成長を遂げてきましたが、売上高ベースが大きくなることで成長減速も視野に入れなければなりません。

第1四半期(2月~4月)に売上高は前年同期比で67%増加しました。

第2四半期のガイダンスでは、売上高は51%〜53%増の1億3900万ドル〜1億4100万ドルを見込んでいます。

9月4日にスラックは上場後初の第2四半期決算発表を行います。

アナリストは通期の総売上高を前年比50%増の6億40万ドルと予想しており、その後2021年度は40%未満の増加で8億3390万ドルを見込んでいます。

なお、スラックはまだ赤字状態で、売上高の減速と競合の台頭により黒字転換には暗雲が漂っているとの見方もあります。

同社の増収傾向と共に競合の動向を注視する必要があるでしょう。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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元記事の筆者Evan Niu、CFAは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール社は、スラック・テクノロジーズ株を保有しています。

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