The Motley Fool

投資家が注目すべき3つの小売業界のトレンド

モトリーフール・シンガポール支局、2018年11月8日投稿記事より

キャピタランド(SGXC31)は、「フィジタル」(フィジカルとデジタルの融合)のノマドXという新しい小売コンセプトを最近発表しました。

 ノマドX1,000平方メートルのスペースを持っており、数多くのオンライン小売店や幅広いブランド名を取り扱っています。顧客がテクノロジーを駆使して小売業者と接触(またはその逆)し、顧客が購入前に製品やサービスを体験できるというフィジタルな小売の未来をここで体験することができるようになります。私がキャピタランドの発表から引き出してきた小売の将来のトレンドと考える3つのものを紹介します。

オムニチャネル

アリババのタオバオやオンラインファッションブランドのスタイルセオリーなどのオンライン小売業者は、ノマドXを通じてシンガポール初の実店舗を構える予定です。現在のオンラインビジネスのトレンドは、顧客が製品を見て、感じて、試してみることを可能にするということです。このように、以前はオンライン販売のみであった企業がショッピングモールで店舗販売を始める傾向は強まっています。

これはオムニチャンネルマーケティングと呼ばれ、多くのブランドと企業は満足のいく顧客体験を提供するために、オンラインとオフライン(O2O)の両方を取り入れています。これまでは実店舗を持つブランドがオンライン化したいと考えていましたが、今やその矢印は双方向に進んでいます。オンラインのブランドは実店舗を持って印象付けてもらいたいと望んでいますが、オフラインのブランドはオンライン化することでより幅広い客層に見てもらいたいと考えています。

ポップアップストア

ショッピングモールは買い物客を増やし、この新しい小売方法を試すことができるよう、ポップアップストアや露店を出すことに注目しています。

若い頃からSNSやインターネットを利用してきたミレニアル世代(1989年~1995年に生まれた世代)は、親世代よりも嗜好の変化が早く、短期間で商品を紹介していく方法で新しいブランドとコンセプトの迅速な入れ替わりに対応することができます。

ミレニアル世代はこれから主となってくる消費者であり、様々なスタイルやコンセプトの好みがあります。ポップアップストアは特定の客層に合わせてショッピングモールで情報などを集め、整理し、新しい視点から価値を加えて、その情報を他者と共有することができます。ショッピングモールはより高い利用率、買い物客の増加、そして必要に応じてより迅速にテナントを調整することができます。

買い物における体験価値

買い物における経験価値は新しく注目されているものであり、今までの老朽化した建物と流行りの過ぎたブランドを置いているショッピングモールのイメージを覆すものです。キャピタランドは、没入型聴覚体験のためにノマドXで顔認識技術、対話型のタッチスクリーンテレビ、サラウンドサウンド技術を使用すると述べています。

このような技術を使用することで、買い物の経験自体に顧客が満足することに加えて、顧客の買い物情報を集めて、それぞれのおすすめ商品をカスタマイズすることも可能になります。このような技術を導入しているショッピングモールはまだ初期段階にあり、まだ数も少ないですが、今後増えていくことでしょう。


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