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【米国株動向】エヌビディア、自動車分野の収益化に道筋

モトリーフール米国本社、2019年8月29日投稿記事より

グラフィックチップ大手のエヌビディア(NASDAQ:NVDA)の株価は、8月15日に発表された第2四半期(5月~7月)決算がアナリスト予想を上回ったことで上昇に転じています。

市場は、堅調な主力のゲーム事業を好感しています。

しかし、全売上高が減少した中、特筆すべきは自動車事業の増収でした。

自動車事業の売上は前年同期比30%増の2億900万ドル(約220億円)となりました。

全売上高26億ドルに占める割合はわずか8%ですが、投資家は今後の大きなポテンシャルを見過ごすべきではないでしょう。

エヌビディアは、急速に拡大する自動運転分野で成功する兆しが見えてきたためです。

自動運転車技術での戦略変更が奏功

エヌビディアの自動車事業は、昨年失速したかに見えました。

同社は当初、自動運転車関連で多くの自動車関連企業と提携しましたが、提携が売上に結びつくことはありませんでした。

このため、戦略を見直し、自動運転システム向けチップの単なる供給から、ハードウェアとソフトウェアを統合した全般的な自動運転システムの開発・販売に変更しました。

新戦略の一環としてエヌビディアは、自動運転プラットフォームの「エヌビディア・ドライブ・オートパイロット」を1月に発表しました。

経営陣によれば、自動車メーカーや部品会社はこのプラットフォームを搭載することで、商用利用が可能な「レベル2+(水準の高い部分自動運転)」の自動運転車を製造することができます。

早ければ2020年に公道での利用を計画しています。

自動車部品会社のコンチネンタルとZFは、自動運転ソリューション構築のためすぐにエヌビディアのプラットフォーム導入を発表し、その後もパートナー企業は増えています。

第2四半期には、スウェーデンの自動車メーカーのボルボが、エヌビディアのプラットフォーム導入を発表しました。

ボルボは自動運転技術の幅広い活用を計画しており、公共交通、鉱山、建設、運輸などが含まれます。

現在、トヨタ自動車やメルセデス・ベンツなど370以上の企業が、エヌビディアの自動運転プラットフォームを導入しています。

プラットフォームに加え、第2四半期の自動車事業増収のもう一つのカタリストになったのが、AI制御のコックピットソリューションでした。

技術関連調査会社のTechNavioによれば、デジタルコックピット市場は2022年まで年率24%で拡大すると見込まれています。

自動運転市場における成長はまだ始まったばかり

エヌビディアは、自動運転車市場の巨大な事業機会に適切なアプローチを取り、企業提携は実際の売上増に結びつき始めました。

エヌビディアは今後、自動車分野で大きな売上を予想しており、その潜在市場規模は2025年までに300億ドルと見込んでいます。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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元記事の筆者Harsh Chanhanは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール社は、エヌビディア株を保有し、そして推奨しています。

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