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【米国株動向】ベストバイ、堅調な決算発表にもかかわらず株価下落

モトリーフール米国本社、2019年8月29日投稿記事より

家電量販店大手のベストバイ(NYSE:BBY)は29日に堅調な第2四半期(5月~7月)決算を発表し、利益の通期見通しも引き上げました。

しかし、さえない売上高に関して、対中制裁関税の影響やリセッション(景気後退)の可能性など今後の不透明要因を市場は懸念し、株価は一時約10%下落しました。

第2四半期の概要

財務指標 2020年第2四半期

(5月~7月)

前年同期比 アナリストのコンセンサス予想との差
売上高 95億4000万ドル 1.7% 1000万ドル下回る
非GAAPベースの1株当たり利益 1.08ドル 18.7% 0.09ドル上回る

出典:ベストバイの決算資料。GAAP(米国一般会計原則)

第2四半期の売上高は前年同期比1.7%増の95億4000万ドル(約1兆100億円)で、アナリスト予想を下回りました。

一方、調整後1株当たり利益は、売上高総利益率の改善により前年同期比18.7%増の1.08ドルでアナリスト予想を上回りました。

米国の既存店売上高は前年同期比1.9%増でしたが、前年同期の6%増から大幅に低下しました。

海外の既存店売上高は不調で1.9%減でした。

この結果、全体の既存店売上高は1.6%増となりました。

米国内のオンライン売上は17.3%増と大きく伸びました。

米国では、生活家電製品とサービスが好調でした。

既存店の生活家電製品売上高は前年同期比14%、既存店のサービス売上は10.7%増でした。

サービス事業の拡大はベストバイの長期成長戦略の主要目標です。

利益成長は、増収と売上高総利益率の改善が牽引しました。

米国の調整後売上高総利益率は20ベーシスポイント上昇し24%となり、一方、海外事業の調整後売上高総利益率は70ベーシスポイントも大幅に上昇し23.8%でした。

また、サービス事業の成長も、売上高総利益率の改善に貢献しています。

通期の利益見通しを上方修正したものの、多くの不透明要因

ベストバイは、通期の売上高予想レンジを従来の429億ドル~439億ドルから主に上限を下げ、431億ドル~436億ドルに修正しました。

なお、予想を上回る第2四半期の利益を考慮し、通期の調整後1株当たり利益予想を従来の5.45ドル~5.65ドルから5.60ドル~5.75ドルに引き上げました。

ベストバイの一部の製品には9月1日から15%の追加関税が課されます。

同社の通期ガイダンスは、現時点での対中制裁関税の影響や消費動向の不透明感を考慮しているとはいえ、追加関税の価格転嫁はしづらいため、今後大きな影響を及ぼす可能性があります。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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元記事の筆者Timothy Greenは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール社は、記事で言及されている株式を保有していません。

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