マネックス証券の評判とメリットを解説

マネックス証券は、ネット証券の中でもグローバル展開に力を入れています。
また、他社にはないサービスや取引システムを提供。
今回は、大手ネット証券の一角であるマネックス証券の特徴について解説します。
マネックス証券とは
マネックス証券は、1999年に創業された大手ネット証券の一角。
2005年に日興ビーンズ証券、2010年にオリックス証券との合併を経て現在の体制になりました。
IPO抽選の公平さやサポートの体制に定評があります。
また、外国株式にも力を入れているので、米国株や中国株に投資しようと考えている方にもおすすめのネット証券です。
それでは、マネックス証券のメリットについて見ていきましょう。
マネックス証券のメリット
米国株の取扱い銘柄が多い
マネックス証券は海外の金融商品力を入れていて、とくに米国株の取り扱いが豊富なのが特徴です。
米国個別株・米国 ETF では約3,300銘柄を取り扱っており、マクドナルドやコカコーラ・P&Gなど生活に身近な企業から、アップルやアマゾン、マイクロソフトなど成長著しいIT企業まで様々な米国企業に投資できます。
2011年にはアメリカのネット証券会社トレードステーションを買収。
これにより、多くの米国株を取り扱うことができるようになり、取引手数料も安くサービスを提供できるようになりました。
マネックス証券の米国株の売買手数料(税抜き)は、約定代金の約0.45%(最低5米ドル)と業界最安水準。
最低手数料は0米ドルと、少額から米国株投資を始めたいという人にとって扱いやすいネット証券です。
外国株も特定口座に対応しているので、確定申告の手間もかかりません。
IPOが完全抽選
IPOとは新規公開株のことです。
それまで証券取引所に上場していなかった企業が株式を新規に上場する際に、新株の発行や売り出しを行うことです。
マネックス証券のIPOは完全公平抽選。取引実績や保有資産にかかわらず、当選確率は平等です。
他の証券会社だと、人気が高くて申し込みが集中するIPOは、過去の取引実績や資産額・申込数などで当選確率が変わります。
とくに大手証券などでは、大口の投資家が優遇され、普通の個人投資家が人気IPOを獲得するのは困難です。
しかし、マネックス証券なら過去の実績や資産状況などに関係なく、申し込みすべての人に当選の可能性があります。
さらにマネックス証券は 、IPO取扱実績が豊富で、ネット証券の中でもトップクラスの取り扱い数を誇っています。
マネックスポイントが使える
マネックス証券には、投資信託の購入や保有でポイントが貯まる「マネックスポイント」があります。
投資信託を購入した場合、購入申し込み手数料の1.5%、マネックスセゾンカードを持っている場合は4.5%ものポイントが貯まるのです。
また、投資信託の月間平均保有残高の1/12×0.08%のマネックスポイントも貯まります。
マネックスポイントは、株式手数料に充当したり、Tポイントやnanaco・WAON などポイントサービスと交換したりすることが可能です。
ただし、低コストのインデックスファンドなど対象外の銘柄もあるので、購入する投資信託がマネックスポイントの対象になっているのかを必ず確認するようにしましょう。
マネックスポイントの有効期間はポイントを獲得した日の翌々年度末(3月31日)までです。
たとえば、2016年3月に加算されたポイントは、2018年3月31日まで有効。2016年4月に加算されたポイントは、2019年3月31日まで有効です。
取引ツールや情報が充実
- マネックストレーダー
マネックス証券では、投資タイミングの参考になる様々な情報を提供しています。
取引ツールとしては高機能リアルタイムトレーディングツール「マネックストレーダー」があります。
マネックストレーダーは、豊富な機能とスピーディーな発注が可能な注文画面を搭載したリアルタイムトレーディングツール。
たとえば、リアルタイムランキングでは、値上がり率・値下がり率をはじめとする様々なランキングをリアルタイムで表示。
マルチチャートビューアでは、銘柄フォルダーに登録されている銘柄リストのチャートをまとめて表示できるなどの機能があります。
株式取引と先物オプション取引に対応しています。
- トレードステーション
もう一つのトレーディングツールとして、マネックス証券がアメリカのトレードステーション証券と共同開発している「トレードステーション」があります。
もともとは米国株向けに開発され、全米ナンバーワンの評価を受けている「トレードステーション」が日本株にも対応をしたのです。
桁違いの情報配信量とスピード、さらに自動売買を行うプログラムトレードやスピーディーなワンクリック注文・高機能なチャート分析機能を備えています。
発注スピードを優先するデイトレーダーから、緻密なプログラムを組むシステムトレーダーまで、さまざまなプロトレーダーに対応できる取引ツールです。
マネックス証券の注意点
マネックス証券では、注文ごとに手数料を計算する「取引毎手数料コース」と、1日の約定金額の合計額に対して手数料を計算する「一日定額手数料コース」の2種類があります。
ただ、対面型の証券会社に比べるとネット証券なので手数料も安いですが、 SBI 証券や楽天証券など、他のネット証券と比較するとやや割高感があります。
たとえば、1注文が10万円までの場合、マネックス証券の手数料は100円。
SBI 証券や楽天証券では、5万円までが50円、10万円までは90円となっています。
一回一回の差は大きくありませんが、注意点としてあげられます。
また、100万円の注文の場合も SBI 証券や楽天証券は487円であるのに対し、マネックス証券は成行注文で1,000円、指値注文で1,500円かかります(手数料はすべて税抜き)。
1日定額手数料コースも、約定金額300万円まで一律2,500円の手数料がかかります。
SBI 証券や楽天証券では10万円までは手数料ゼロで、金額が増えるごとに手数料が上がっていきます。
まとめ
マネックス証券は、外国株の取扱銘柄数が多いことや、IPO が完全抽選なので当選確率が高いという他、アクティブトレーダーにも対応できる取引ツールがあるなど多くのメリットがあります。
IPOや米国株の取り扱い数はネット証券でもトップクラスです。
取引したい金融商品があるか、取引ツールが自分の手法に合っているかどうかなどを確認した上で、取引するかどうか決めるようにしましょう。
フリーレポート配信
新型コロナウイルスの感染再拡大で未だ予断を許さない状況ですが、ワクチン開発で大きな進展が示されるなど、厳しい状況の中にも明るい兆しも見えてきています。2021年にかけて成長ストーリーを持っている5銘柄を紹介します。
「2021年注目の5銘柄」はこちらからご覧ください。(メールアドレスの登録が必要です)
また、ツイッターやフェイスブックで最新情報を配信しております。
公式ツイッターアカウント、公式フェイスブックアカウントをフォローする。
また、公式LINEアカウントの方では、投資初心者向けの情報を発信しています。
記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。