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【米国株動向】10年後のスティッチ・フィックスは?

モトリーフール米国本社、2019824日投稿記事より

世の中はサブスクリプション全盛です。

2012年から2018年の間に、サブスクリプションベースの企業は、S&P 500インデックスの平均的な企業の約5倍の速さで売上高が増加しました。

衣料品のサブスクリプション・サービスであるスティッチ・フィックス(NASDAQ:SFIX)は2011年に設立され、過去4年間で売上高は4倍以上になり、爆発的な成長を遂げました。

同社のサブスクリプション・サービスでは、AI(人工知能)とスタイリストによって選択され、サイズの合った洋服関連数点が定期的に配達され、ユーザーは気に入った洋服だけを買い、気に入らなかったものは無料で返送できます。

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スティッチ・フィックスの今後10年間はどうなるのでしょうか?

スティッチ・フィックスの強み

多くの様々な競合と比較した時にスティッチ・フィックスを際立たせているのは、月々のサブスクリプションを維持する必要がある他のサービスとは異なり、スティッチ・フィックスのサービスには柔軟性があることです。

毎月の洋服の配達を望まない場合は、配達をスキップし代金を支払う必要はありません。

クライアントはいつでも注文することができるため、スティッチ・フィックスはサブスクリプションというより、スタイリスト・オンデマンド・サービスのようです。

競合の一部は、アスレチックウェア、ストリートウェア、ハイエンドファッションなどのスタイルにも対応しています。

スティッチ・フィックスも、様々なスタイルのアパレルの提供を目指しています。

そして各種サイズの男性用と女性用の服に加え、大型サイズや子供服もカバーしようとしています。

膨大な顧客データ

スティッチ・フィックスには膨大な量のデータがあります。

サイズ、服の好み、フィードバックなどのユーザーデータが310万人分あり、さらに拡大しています。

一部のユーザーは、自分の体のどの部分を強調したり隠したいかなど、非常に個人的なデータを提供し、スティッチ・フィックスとの関係を強化しています。

顧客が増えると、顧客ニーズ情報も増え、どのような商品が好まれるか予測しやすくなります。

スティッチ・フィックスによれば、リピート顧客になる傾向が高いのは、初回利用で少なくとも1つの衣料品購入を決めた顧客であることから、初回利用で顧客ニーズを的確に予測できるよう、懸命に取り組んでいます。

直近四半期では、売上総利益率は前年同期比で1.5パーセントポイント上昇し、45.1%となりました。

経営陣は、顧客の好みを良く理解できるようになり、在庫が減ったことが利益率向上につながったと話しています。

顧客が購入を決めた衣料品が多ければ多いほど返品が少なくなり、売れ残り在庫が減り、最終的に利益増につながります。

また、男性カテゴリーの品揃え拡大が利益率上昇を下支えした、と経営陣は話しています。

男性ユーザーからアクティブウェアや紳士服の選択肢を増やしてほしいというフィードバックが多かったことから、それに対応しました。

その結果、男性ユーザーの返品数減少に成功しています。

今後の成長見通し

総ユーザー数が直近四半期に前年同期比で17%増となっており、スティッチ・フィックスの競争優位性がさらに高まっています。

絶えず予測アルゴリズムを改善し、顧客が望んでいる外観とフィット感を提供するための同社の努力はこれからも続くでしょう。

そして、経営陣は長期にわたって収益性を改善し続けるとみられます。

記事執筆時点の株価は、2017年のIPO以来33%増となっています。

同社は比較的小規模で、過去12カ月の売上高は15億ドル(約1600億円)ほどです。引き続き新規顧客を獲得し、既存顧客の利用拡大が見込まれ、売上高には大きなアップサイドがあります。

スティッチ・フィックスが成長し、サブスクリプション・サービスへの注目も高まるにつれ、株価も今後10年でかなり上がる可能性があるとの見方があります。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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元記事の筆者John Ballardは、スポティファイ・テクノロジー株を保有しています。モトリーフール社は、スポティファイ・テクノロジー株、スティッチ・フィックス株を保有し、そして推奨しています。

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