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注目される成長株3銘柄:アルテリックス、トゥカウズ、NV5グローバル

モトリーフール米国本社、2019年8月26日投稿記事より

最近のニュースは、地政学的緊張の高まり、リセッション(景気後退)の前触れの可能性がある逆イールドカーブ、株式市場の暴落などネガティブなものに満ちています。

しかし、経済状況がどうであれ、急成長を続けている企業があります。

ここでは、アルテリックス(NYSE:AYX)、トゥカウズ(NASDAQ:TCX)、NV5グローバル(NASDAQ:NVEE)を紹介します。

アルテリックス:突出したデータ分析専業企業

データ分析企業のアルテリックスは、各種データベースなどから必要な情報を抽出・加工し、顧客企業の経営判断に必要なソリューションを提示します。

AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)の発達により、企業は操業状態の監視や関連データの収集が容易になったため、データ分析企業が注目されています。

データ分析業界では企業の整理統合が進んでおり、投資対象企業が減っています。そのような中でも、アルテリックスは突出しています。

2019年上期の売上高は前年同期比55%増、顧客数は34%増でした。

第2四半期(4月~6月)の1既存顧客当たりの平均売上高は前年同期比33%増で、既存顧客も利用を拡大しています。

売上高成長に加えて、特筆すべきは利益面です。

ソフトウェア企業は他業種に比べると利益率が高いですが、それでもアルテリックスの年初来の売上高総利益率は89.1%と極めて高い水準です。

なお同社は、成長ポテンシャルの極大化を目指して営業費用と設備投資を膨らませているため、現時点の純利益は低水準です。

アルテリックスの株価は2019年に倍増以上となっていますが、データ分析市場は今後さらに大きくなっていくでしょう。

この成長分野で巨大プレーヤーのアルテリックスの株価は、数年間は上昇を継続させる可能性が高いとみられています。

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トゥカウズ:ドメイン管理サービスからブロードバンドで飛躍へ

カナダ・トロントを本拠とするインターネット関連サービスのトゥカウズは、一般的には知られていないかもしれませんが、成長ポテンシャルの大きい分野を抑えています。

トゥカウズの主力事業はドメイン名の登録サービスで、第2四半期(4月~6月)の売上高の72%を占め、売上高総利益率は29%とまずまずです。

第2事業のモバイルサービス(「Tingモバイル」ブランド)は売上高に占める割合は低いですが、売上高総利益率は49%と高水準です。

第3事業の光ファイバーベースのブロードバンドサービス(「Tingインターネット」ブランド)はまだ利益を計上していませんが、急速に成長しています。

同社は、「世界初のインターネット専業通信会社」として、ワイヤレスネットワークでは困難な高速・広帯域ウェブアクセスの実現を進めています。

現時点では、トゥカウズは、ドメイン名の登録サービスおよびTingモバイルの利益を活用してTingインターネットのネットワーク構築の費用に充てています。

長期的には、Tingインターネットが主力事業となり、利益を上げると見込まれています。

過去5年間では、トゥカウズの年平均増収率は22%、年平均増益率はそれよりも高い38%でした。

同社の今後の見通しについては、証券会社2社が年率約50%の増益率を予想しています。

内部関係者が20%以上の株を保有していることもあり、経営陣は株主の利益を尊重しています。

Tingインターネットプロジェクトへの設備投資以外のキャッシュは、自社株買いで積極的に株主還元を進めています。

トゥカウズは投資家のレーダーに捉えられていませんが、将来のキャッシュマシンとなるTingインターネットを着々と構築しています。

設備投資などがかさむため、数年間は配当を支払わない予定であることが重なり、Tingインターネットの長期的な恩恵は株価に織り込まれていません。

実績PER約30倍のトゥカウズは、今後急成長が期待される株の一つでしょう。

NV5グローバル:低成長傾向のインフラ業界で急成長継続

数兆ドルにおよび世界的なインフラ産業は、先進国など多くの国で成熟産業と見られていて、人々はこの産業の「成長」要素を考慮しません。

その結果、投資家もインフラ業界に成長株を見出そうとせず、インフラ関連のエンジニアリングおよびコンサルティング企業であるNV5グローバルの成長性が見逃されている可能性があります。

2013年の上場以来、NV5の売上高は622%も増加し、1株当たり利益も260%増となっています。

一部の投資家は同社のポテンシャルに気づき、株価は上場以来727%上昇しています。

しかし、同社はまだ小規模な企業であり、年間売上高がやっと5億ドルに達した段階で、時価総額は記事執筆時点で8億1500万ドルです。

では一般的に低成長とみられるインフラ産業で、NV5はどのようにして急成長してきたのでしょうか?

結論から言えば、買収を通じて巧みに事業を拡大したのです。

創設者兼CEOのディカーソン・ライトは数十年にわたり的確な買収を行い、買収した会社および事業を利益成長に結びつけてきました。

インフラプロジェクトは複雑で多分野の専門家が必要ですが、NV5は買収を通じて様々な関連サービスに対応できるようになりました。

これらには、インフラ構築、建設、不動産、環境分野が含まれます。

同社はさらに、法医学的エンジニアリング、訴訟支援、コンプライアンス認証などもサポートします。

この結果、近年はオーガニックな成長だけで2桁台の増収率を達成しています。

CEOのライトおよび経営陣の戦略は成功を続けており、今後の展望も明るいとみられます。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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アルファベットのエグゼクティブであるSuzanne Freyは、モトリーフール社の取締役会メンバーです。元記事のトゥカウズ担当筆者のAnders Bylundは、アルファベット(A株)を保有しています。NV5グローバル担当のJason Hallは、アルファベット(A株)、NV5グローバル株、トゥカウズ株を保有しています。アルテリックス担当のNicholas Rossolilloは、アルファベット(C株)、セールスフォース株を保有しています。モトリーフール社は、アルファベット(A株)、アルファベット(C株)、アルテリックス株、NV5グローバル株、セールスフォース株、トゥカウズ株を保有し、そして推奨しています。モトリーフール社は、セールスフォース株に関するオプションを保有しています(2021年1月の100ドルのロング・コール)。

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