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伝説の成長株投資家、フィリップ・フィッシャーのチェックリスト:パート3

モトリーフール・シンガポール支局、2018年11月7日投稿記事より

ウォーレン・バフェットについて聞いたことがある投資家は多いですが、フィリップ・フィッシャーという人物と彼の投資規則についてはあまり知られていません。フィッシャーは、長期にわたって高品質の成長株を管理し、素晴らしい投資実績を挙げた人物です。実は、フィッシャーはバフェットの投資の指導者でもありました。

フィッシャーの最も有名な投資はモトローラでした。彼は1955年にモトローラの株式を買い、一生売ることはありませんでした(彼は2004年に亡くなりました)。彼の著書「Common Stocks and Uncommon Profits」には、成長株を購入する際に彼が注目した15のチェックリストが記されていました。このチェックリストについては一連の記事で紹介していきます。私は最近、フィッシャーの最初の6つのチェックリストを紹介する2つの記事(パート1パート2を参照)を公開しました。

パート3のこの記事では、次の3つを紹介します。

7.優れた労働環境と社員関係があるかどうか

これは、企業が労働組合と良好な関係を保っているかどうかということです。また、仕事に対して社員が公正な賃金を受け取っているかどうかを調べることも重要です。この情報が入手できない場合は、少なくとも企業の最優秀社員の報酬体系について調べてみる必要があります。経営状態が良く、社員が進んで働きたいと思う企業は、良い事業を構築するための環境が整いやすく、それによって株主も得をします。

また、ウェブサイトや年次報告書から、社員同士がカジュアルな環境でリラックスして交流するための社交活動があるかどうかを判断することもできます。もしそのようなものがあるのであれば、従業員のためを考えて従業員福祉に取り組んでいるということになります。

8.優れた幹部構成がなされているか

これは、上級管理職や上級職員を募集する際に、パフォーマンスと能力に重点が置かれているか、ということです。

縁故主義という考え方は未だ残っており、企業内の重役が高い能力を持っているからではなく、その親戚や家族であるという理由で役職に就いた人で埋め尽くされている場合があります。そのような状況ではないか、確認しなければなりません。このような縁故主義は特定の事業部門の業績が悪く、部長が適切な説明ができない場合や、そもそも問題が特定できないように時に見られます。

また、年次報告書で役員の報酬水準が競合他社と比較して業界基準に合致しているか、高額すぎないかを確認することも重要です。過去5年間の報酬データを確認して、増えている場合は正当な理由があるかどうかを確認することも重要です。例えば、純利益を着実に伸ばしているならば、役員の報酬が増えている理由を正当化できます。

9.経営陣に多種多様な才能が集まっているかどうか

これは、企業の経営陣に異なるスキルを持った人が集まり、株主の利益を促進するためにさまざまなタイプの人が協力して働くべきであるということを示しています。立派な業績を上げるために経営陣は多種多様な才能を持っているべきです。企業がこの多種多様な才能を集めていない場合、それを持っている競合他社に負けてしまう可能性があります。

パート4では、フィッシャーの15のチェックリスト、さらに3つを紹介します。乞うご期待ください。


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