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リスクが比較的低いブロックチェーン関連銘柄:CMEとスクエア

モトリーフール米国本社、2019年8月25日投稿記事より

ブロックチェーン技術の創造的破壊から利益を得ようと考えている投資家の一部は、莫大な利益を目指して仮想通貨(暗号資産)を取引しています。

しかし、ビットコインなどは価格変動が極めて大きく、仮想通貨取引には大きなリスクがあります。

ビットコイン投資よりも、仮想通貨およびブロックチェーン技術関連銘柄を買った方がリスクが低いかもしれません。

ここでは、CMEグループ(NASDAQ:CME)とスクエア(NYSE:SQ)を紹介します。

CMEグループ:ビットコインの主要先物取引所を運営

シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)を中核とするCMEグループは、ビットコイン先物取引の主要取引所を運営しています。

先物取引により、トレーダーは仮想通貨の大きな価格変動を活用して利益をあげる機会を得られます。

一方、仮想通貨保有者は、先物取引を使うことで価格変動リスクを抑えることができます。

いずれにせよ、機関投資家および個人投資家のビットコイン先物取引へのニーズが高まっています。

CMEグループの事業全体から見た場合、ビットコイン関連事業の占める割合は現在は小さいですが、仮想通貨関連取引商品はCMEグループにとって今後の大きな成長ドライバーです。

さらに、CMEグループは利益率が高く資産が軽いため、多くのキャッシュフローを創出し、そしてその多くを株主に還元しています。

通常の四半期配当に加え、年間特別配当等を含めると、年率配当換算利回りは約5%となっています。

このため投資家は、ビットコインや関連先物取引のニーズ拡大の恩恵を受けるCMEグループの大きなキャッシュフローを享受出来るでしょう。

スクエア:CEOがビットコイン技術開発を主導

スクエアは、モバイル決済サービスで有名で、小規模事業者のクレジットカード決済、在庫管理、従業員管理などを支えています。

また、スクエアキャピタルで事業融資、Cash Appで個人間決済を行っています。

スクエアCEOのジャック・ドーシーはビットコインの熱烈な支持者であり、関連技術の導入を進めているので、スクエア株でブロックチェーン関連技術の成長の恩恵を享受できる可能性があります。

ドーシーは、選り抜きの開発者からなる「スクエア・クリプト」チームを結成し、オープンソースのビットコイン関連プロダクト開発に注力しています。

また、ドーシーの指示の下、Cash Appのユーザーはビットコインの売買ができるようになりました。

これが仮想通貨ファンに歓迎され、第2四半期だけでも1億2500万ドルの売上を計上しました。

スクエアは数年にわたり急速な成長を遂げてきましたが、依然として極めて大きな成長余地があります。

決済関連分野をカバーしているニルソン・レポートによれば、世界的なカード決済量は、2027年までに78兆ドル超に拡大する可能性がある、とのことです。

スクエアの過去1年間の総決済量は950億ドルに過ぎないため、巨大な市場のごく一部です。

さらに、スクエアキャピタルなどの他の事業にも今後大きな成長可能性があります。

なお、景気の先行き懸念や米中貿易戦争激化のあおりを受け、スクエアを含む成長株は最近下落しており、スクエアの株価も52週高値から36%低い水準です。

この株価の下落は長続きしないと予想されており、魅力的な水準との見方があります。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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元記事の筆者Joe Tenebrusoは、記事で言及されている株式や仮想通貨を保有していません。モトリーフール社は、CMEグループ株とスクエア株を保有し、そして推奨しています。モトリーフール社は、スクエア株に関するオプションを保有しています(2019年9月の70ドルのショート・プット)。

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