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老後は賃貸と持ち家、どちらを選択すべきなのか。住居パターン別に考えてみる

老後に、今住んでいる家とは別の土地に住みたい、と考えている方は多いようです。

その際に賃貸にするか、持ち家にするかというのは難しい選択です。

定年後、年金がもらえる頃からを老後と考えれば、この頃にはいろいろな生活スタイルの人が出てくるでしょうから、それぞれのタイプ別に考えてみましょう。

定年後の住居のパターン

まず、最も多いのは、定年を迎えても同じ街に住み、その地域で馴染みの友人と過ごしていこうとするタイプでしょう。

次に、子供を育て終わって夫婦二人では広すぎるので駅近、街中のマンションに移り住むタイプも考えられます。

また、定年後は一転して田舎暮らしをしたいタイプ、物価の安い海外に年金だけで優雅に暮らすタイプなども考えられます。

そのほかにも老人ホームに入りたい人々などもいるかもしれません。

ここでは、定年時に持ち家があり、かつローンが払い終わっている状態の人を前提に考えてみます。

同じ街とその地域で住む人々

定年後も働いていたり、町の役員になったりする場合で最も多いタイプでしょう。

また、子育てが終わって、空部屋が増え、無駄が多いと感じている人もこのタイプに区分されそうです。

近くの狭いマンションに移った方が経済的だと考える場合もこのタイプと言えるでしょう。

終の住処として現在の場所を考えているのであれば、現在の住まいのままか、そこを売って近くの狭いマンションを購入するのが最も合理的のような気がします。

ただし、不動産購入時には、不動産取得税と不動産登記のための登録免許税がかかります。

これは1度だけですが、高いです。

現在のままの方が安いかどうかをよく判断してください。

いずれにしても、長期にわたって、定年後に賃貸住宅に住むことは、あまり経済的には得策ではないでしょう。

駅近マンションに移り住む人々

子育てのために郊外に住んでいて、定年後には都会の駅近のマンションに住む人も多いようです。

これは、大都市の方が、いろいろな文化施設が多く、定年後は時間の余裕もできるので、演劇や映画や美術館や博物館めぐりをしたいというような人々が多いからです。

このような場合も、終の住処として考えているのであれば、やはり狭いマンションを購入するのが最も合理的のような気がします。

この場合には、賃貸住宅に住むことは考えられないでしょう。

都会の駅近の賃貸マンションは、需要が高く、家賃も高騰する場合が多く、定年後の選択としては危険です。

田舎で暮らしたい人々

現在では田舎は過疎化が進んでおり、空家も増えています。

市町村によっては、これらを買い上げて安い賃貸住宅として整備を進めたり、町に住む人に無償で貸し出したりしています。

定年後は、家庭菜園や農業をやって優雅に暮らしたいと思う人はこれらのキャンペーンに応募してみてはいかがでしょうか。

定年後は体力の衰えもあり、金銭収入を得るような本格的な農業は難しいかもしれませんが、自給自足の農業や家庭菜園程度の農業は、おすすめの一つです。

都会の生活と違って自然を相手にする農業は、時間の経過がゆっくりで、定年後の人のリズムには合っていると思います。

この場合、終の住処として考えていても住宅の購入は急ぐ必要はないでしょう。

町の人口を増やすためにやっている市町村の賃貸住宅などは、長期にわたって安価ですし、場合によっては20年くらい住むとそのまま譲り受けることができるような場合もあります。

また、田舎暮らしは、頭で考えているのとは違い、実際には不便なことも多く、それらに耐えられるような性格でないと難しい場合もあります。

実際に、そこに住んでやっていけるかどうか、4、5年の時間をかけてから、結論を出しても遅くはありません。

海外で年金だけで優雅に暮らす人々

テレビの番組などで紹介されることが多いようですが、東南アジアの国の大都市に住み、日本から送られる年金で優雅に暮らす日本人の人々も最近では多いようです。

本来、東南アジアの国では、赤道に近い国が多いですから、寒さに困ることはありません。

高齢者にとってはその意味では住みやすいのでしょう。

また、日本の円は強く、年金の額で十分優雅な生活が送れるようです。

しかし、治安や医療関係は必ずしも日本と同じというわけにはいきません。

異国で住むことは、思った以上に精神的には大変なこともあります。

なので、たとえ海外を終の住処と思っていても住宅の購入は、少し慎重になるべきです。

2、3年賃貸住宅で暮らして、いろいろなことがわかってからでも住宅の購入は間に合うでしょう。

また、円高の優位性がいつまで続くかもわかりません。

老人ホームに入りたい人々

いずれ老人ホームと考えている人は、現在住んでいる所にいるのが一番良いのではないかと思います。

老人ホームといっても、自立した生活ができる状態で入所するところが多いです。

定年が65歳とすれば、75歳くらいには入所した方が良いかもしれません。

そのための原資として今の住まいを売ることが必要になってきます。

10年くらいの間に、住宅の価格が上がるような機会が来れば、躊躇せずに売却です。

その後すぐに入所しても良いし、何年か賃貸住宅で過ごすのも良いでしょう。タイミングが大切です。

最後に

基本的には、老後は年金生活ですから、その中から家賃を払うのには困難が付きまとう可能性が高いです。

老後に持ち家に住むか、賃貸に住むかについては、老後の生き方とセットで終の住処についても考えておく必要があります。


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記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。

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