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仮想通貨の今後はどうなる?付き合い方を明確にするために

「仮想通貨元年」と評された2017年とはうってかわり、2018年は仮想通貨の流出事件や各国の規制などの悪材料が相次ぎ、全体として低調でした。

2019年6月には139万円をつけ、記事執筆時点では107万円となっていますが、このまま上昇トレンドに向かうのか、揺り戻しを受けて下落するのかは誰にも正確な予測はつきません。

それどころか、仮想通貨が将来お金のあり方を変えるような存在になるのか、それともただの値打ちのない数字へと転換してしまうのかも、予言することはできません。

今後の仮想通貨との付き合い方について、簡単にまとめていきます。

仮想通貨は今度どうなっていくのか

仮想通貨はかつてピザとの交換に1BTC=0.2円という段階から交換手段の価値を持ちました。

その後、大きなイベントごとに乱高下を繰り返しながら2017年の12月には最大で1BTC=240万円弱の記録を付けた後暴落。

一時期は30万円台に落ち込むほどにまで低迷し、記事執筆時点では100万円台まで回復してきています。

依然として大きな値動きを繰り返す仮想通貨が、今後どのようになっていくか、当然正確な予想は尽きませんが簡単にいくつかのシナリオを想定してみます。

仮想通貨の価格は需要と供給のみで決まる

前提として、極論データでしかない仮想通貨の価値を決めるものは、需要と供給のみです。

不動産や株式のような金融商品であれば、何らかの根拠に基づいた基準価格の算出が可能ですが、仮想通貨にはそのような基準はありません。(学説としては、「マイニングにかかった電気代」等が基準となるというもものあるようですが)

1BTCを1億円でも欲しいという人が殺到すれば、1BTC=1億円になりますし、世界の誰もがビットコインが無価値だと考えるようになれば1BTC=0円ということも、理屈の上ではあり得てしまいます。

仮想通貨が価値を大きく上げるシナリオ

仮想通貨が今後大きく価値を上げていくには、国や企業からの認識がポジティブになっていくことが求められます。

現在も、仮想通貨を国策として優遇する国や、仮想通貨を決済手段として認める企業は少しずつ増え始めているものの、いまだ、仮想通貨を敵対的にとらえたり、少なくとも慎重なスタンスを見せている国、企業が大多数です。

今後、仮想通貨の技術改良が進み、セキュリティや利便性の面でより信頼性が高まれば仮想通貨の価値自体も向上することが期待されます。

また、法定通貨の通貨戦争の避難先として仮想通貨への資金の移動が進むことによっても、仮想通貨の価値の向上が期待されます。

仮想通貨が価値を大きく下げるシナリオ

一方で、仮想通貨に投資商品としても、「次世代のお金」としても誰もが価値を感じなくなってしまえば、仮想通貨の価値は大きく下落します。

現在課題となっているセキュリティや利便性の問題がいつまでも解消されない、さらに重大な欠陥が見つかる、国家の規制が強まり、資産として保有する魅力、売買する魅力が薄れる、といった状態に陥っていけば、仮想通貨の価値は大きく下がってしまうことが予測されます。

仮想通貨と、今後どのように付き合っていくべきか

以上の前提を踏まえた上で、今後の仮想通貨との付き合い方について簡単に議論します。

結論としては、仮想通貨をどのようにとらえているかによって、取るべき対応は大きく変わってきます。

短期目線で見るならば、情報に敏感に

まず、仮想通貨を短期でトレードを行う金融商品ととらえる場合仮想通貨は最終的に価値を持つか否かに関わらずまだまだ大きく値動きすることが予測されます。

下落時に利益を狙う「空売り」をはじめ、積極的な売買を行うことで利益を上げることが可能です。

「仮想通貨FX」に代表されるようなレバレッジをかけ取引に成功すれば、莫大な利益を得ることも可能かもしれません。

ただし、大きくレバレッジをかけた場合それだけ損失のリスクも膨らむことになるので、注意しましょう。

チャート上のトレンドの変化や、価格に大きな影響を与えそうなニュースに敏感になっていれば上手くトレードを成功させられる可能性は上がるはずです。

長期目線で見るならば、押し目買いを意識

長期的に仮想通貨の価値の値上がりを信じるのであれば、目先の上下動にはあまり左右されず、冷静に長期保有するか、撤退するか判断することが求められます。

保有している銘柄に関しては、ニュースには注目しておき、将来性への影響が薄い材料で下がったときは買い増し。

将来性が危ぶまれるような事態が起きた時には撤退といった形で都度判断していくつもりで、その将来性に投資を行うような意識でいれば問題ありません。

まとめ

仮想通貨が長い目で見た時、価値を失うのか、膨大な価値に膨れ上がるのかはわかりませんが、短期的にはまだまだ乱高下することが予測されます。

大切なのは仮想通貨のニュースやチャートに振り回されることなく、仮想通貨とは何か、自分の中での答えを出したうえで自身の仮想通貨との付き合い方を考え、必要な情報を取捨選択していく方針を崩さないようにしましょう。


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記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。

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