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ブロックチェーンとは?仮想通貨投資をするにあたっての基礎知識を解説

仮想通貨が2019年4月以降、回復基調にあり再び注目を浴びています。

今後、仮想通貨がどのようになっていくかは誰にも正確な予測のつかないところではあります。

しかし、仮想通貨の根幹の技術をなしている「ブロックチェーン」に関しては、仮想通貨を懐疑的、敵対的に見ている立場の人々からも高い評価を受けているケースが少なくありません。

現在、仮想通貨とブロックチェーンは混合されて扱われていますが、仮想通貨自体がブロックチェーンの実用化における実験の一つという見方もあります。

今回は、ブロックチェーンの基礎について改めてまとめます。

仮想通貨投資を行うにあたって、技術面の詳細を理解する必要は必ずしもありませんが、「何に対して」投資しているのか理解する意味で、最低限知ってほしい内容をまとめています。

ブロックチェーンとは?

ブロックチェーンは、インターネット上における「取引のデータ」を処理された順に並べていった状態のことを指します。

取引のデータが「ブロック」になり、それが鎖(チェーン)のように順に連なっていく様からその名前が付けられています。

この、取引データをブロック化し、それを順に記録していき、チェーンを生成する技術のことを「ブロックチェーン技術」と呼びます。

ブロックチェーンの仕組み

ブロックチェーンの「鎖」がどこに保存されているかというと、ブロックチェーンの保管場所が特別にあるのではなく、インターネットを介して複数のコンピューターに分散して保存されています。

ブロックチェーンを「分散型台帳」という呼び方をするのは、そのためです。

仮に一つの銀行などがその銀行での取引のデータを保管する場合、特別に保管するためのサーバーを用意する必要がありますが、ブロックチェーンの技術においては、そういった特別な保管場所は必要ありません。

ブロックチェーンのメリット

ブロックチェーンの仕組みを採用することによって様々なメリットが得られます。

代表的なものとしては、以下の3つです。

管理コストの削減

データの保管をブロックチェーン上で行うことによって、管理コストを大幅に削減できます。

取引の記録を特定の機関が保管する場合、保管のためのサーバーを用意しなければならないことは先ほど説明の通りですが、このサーバーのデータは膨大な容量が必要な上、外部からの侵入者による盗難、破壊に備えなければなりません。

ブロックチェーンの技術を使えば、それらの費用をそのまま削減することができるので、情報の管理コストを大幅に削減することが可能です。

中央集権的な構造からの解放

ブロックチェーンでの取引記録の管理を行うことにより、特定のプレーヤーへの権力の集中を防ぐことができます。

データを特定の機関が保管していた場合、その機関はデータの保管に大きなコストを割かざるを得ない一方で、その情報を握っていることにより、中央集権的な権力を手にすることを意味します。

ブロックチェーン上では、複数のコンピューターによってデータが分散されて保管されていますが、その相互間に上下関係はなく、平等な扱いの元にデータの管理が可能になります。

データの改ざんが極めて困難

管理コストがかからず、中央集権化を防げるとは言っても、そのセキュリティが甘いものであれば意味がありませんが、ブロックチェーン上のデータの改ざんは現実的には不可能と言えるくらい、極めて困難です。

なぜなら、特定のコンピューターに保存されているデータの改ざんに成功したとしても、他のコンピューターに保存されているデータと照合することで改ざんの事実が簡単に明るみになってしまうからです。

ブロックチェーン内の記録を書き替えるには、ネットワーク上の全てのコンピューターの記録を改ざんするという、事実上不可能な操作を行う必要があります。

ブロックチェーンの「実験」が仮想通貨

現在、ブロックチェーンと仮想通貨を同一視されている方も少なくないようですが、実際には仮想通貨というのはあくまでブロックチェーンの技術を現実世界で実用化するにあたっての一つの事例という位置づけです。

有力な仮想通貨を例にとり、説明します。

ビットコイン

仮想通貨の代表格であるビットコインは、まさに支払いや送金において、個々人が中央集権の影響を受けず自由に取引を行えることを目的に開発された仮想通貨です。

ブロックチェーン技術を用いて、新たな「お金」を創ろうという試みであると言えます。

イーサリアム

一方で、仮想通貨時価総額第2位(記事執筆時点)のイーサリアムは、仮想通貨取引所でビットコインと同様に売買できますが、厳密には売買できるのはイーサリアムのプラットフォーム上で機能するEtherという仮想通貨です。

イーサリアムの大きな特徴の一つとして、契約の内容を保存し、自動で実行する「スマートコントラクト」という仕組みが実装されていることが挙げられます。

ビットコインが「取引」の記録をブロックチェーンに記載するのに対し、イーサリアムは「取り決め」をブロックチェーンに記載することに重きを置いているとも言えます。

まとめ

ブロックチェーンは仮想通貨の根幹となる技術であり、現在も多くの企業、研究機関が研究を進めています。

仮想通貨の行く末は、まだわからないところがありますが、仮に仮想通貨自体が価値を失ってしまっても、ブロックチェーン技術は別の形で人類の生活の在り方を大きく変革してくれるかもしれません。

今回は基礎的な部分の説明にとどまりましたが、仮想通貨投資を行う上で、このくらいは抑えてほしい、という内容をまとめてみました。

ぜひ、参考にしていただくとともに、ブロックチェーンについてもご興味をもっていただけたら、より詳しい内容を勉強してみてください。


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記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。

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