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なぜ「風が吹けば桶屋が儲かる」的思考が重要なのか

モトリーフール・シンガポール支局、2018年10月26日投稿記事より

時には投資は直感に反するものと感じるかもしれません。当たり前の結論だと思われることが必ずしも最良の投資結果につながるわけではないため、投資家は混乱し、困惑してしまいます。この記事では、投資先を検討する際に第二段階の思考(バリュー投資家のハワード・マークスが述べた概念)がなぜ重要であるかを説明します。

第一段階の思考

第二段階の思考とは正確にはどういうことでしょうか?はじめに第一段階の思考の定義から始めます。それは、私たちから見て一目瞭然な兆候からすぐに結論を出したり、深掘りして考えることなくすぐに結論を出してしまうような傾向です。

一例として、投資家がA社の四半期の業績下方修正の発表を見て、その株価が下落すると結論付けるかもしれません。また、同じ投資家がB社の収益が50%増、純利益が80%増したという報告を見て、この驚異的な成果からB社の株価が上昇すると仮定するかもしれません。

上記の例は、実際にはそうでないかもしれないのに、表面上当たり前に見える結論を人々がいかにすぐ結論づけてしまうかを示しています。

第二段階の思考

第二段階の思考は、より深い思考過程を含みます。元々の仮定が実際に正しいかどうかを探るために疑問を持ちます。上記の例を使用すると、業績下方修正はA社の最もひどい状態を抜け出したことを示している可能性があり、A社の株価がこれから上昇すると捉えられるかもしれません。良い業績を報じたB社は、実際には投資アナリストが100%利益拡大を期待しており、それを下回った結果として株価が急落する可能性があります。

第二段階の思考には微妙な意味の違いが出てくるため、簡単な作業ではありません。しかし、市場で優位に立つためには、企業の状態が想像しているほど良いか悪いかを見分けるために一歩踏み込んで考える必要があります。

マークスは多くの投資家はこの第一段階の思考を超えて考える努力をしていないと主張しました。これは、人々が怠けて考えていないか、株式市場にばらまかれている無数の情報を正しく読み取れないからです。時間を取ってより深く考え、第二段階の思考を実践する投資家は、他の投資家が見逃すような識見を得ることができます。


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