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【米国株動向】アップルのクレジットカードは顧客ロイヤルティを高められるか?

モトリーフール米国本社、2019813日投稿記事より

今年初めに大々的に発表されたアップル(NASDAQ:AAPL)のクレジットカード(「アップルカード」)が、今月届きました。

筆者を含む一部のユーザーは一般リリース前にカードを受け取り、利用のレビューなどがインターネットに公開されます。

アップルは、モバイル決済利用に多くのインセンティブ(リワード、特典)を提供することでアップルペイの普及強化を狙い、顧客の財務管理の効率化を図っています。

また、iPhoneユーザーをさらに定着させ、顧客ロイヤルティを強化したいと考えています。

iPhoneありきのアップルカード

アップルカードはiPhoneなしでは利用することができません。

iPhoneから直接クレジットカードを申請し、ウォレットアプリからも支払いを行います。

アップルカードのリワードプログラムは、大きな特典があるわけではありません。

アップル関連の購入(サブスクリプションとデジタル購入を含む)は3%のキャッシュバック、アップルペイは2%のキャッシュバック、物理的なチタンカードを使っての購入はわずか1%のキャッシュバックとなっています。

アップルカードの発行金融機関でもあるゴールドマン・サックス(NYSE:GS)のアナリストは今年の初め、一般的な消費者の支出構成に基づけば平均で1%程度のキャッシュバックになると推計しています。

1年に数台のiPhoneを購入したり、アップルストアで有料サブスクリプションをいくつも契約したりする人はほとんどいないでしょう。

チタニウム製でクールなアップルカードは、アップルのミニマリストデザインの美学を反映していますが、他の割が良いリワードプログラムを犠牲にしてこのカードを使う人はそれほど多くないでしょう。

ゴールドマンは、アップルカードの発行機関になることで収益をあげようとは考えていないでしょう。

ただし、信用度が低い人にも発行されることになるので、リスクが高まりますが、その分ゴールドマンが受け取る利子が高くなる可能性があります。

アップルカードが必要不可欠と考えられる場面はほとんどないでしょう。

また、アップルが競争の激しいクレジットカード業界へ進出することで、顧客ロイヤルティの獲得につながるとは考えづらいでしょう。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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元記事の筆者Evan Niu、CFAは、アップル株を保有しています。モトリーフール社は、アップル株を保有し、そして推奨しています。モトリーフール社は、アップル株に関するオプションを保有しています(2020年1月の150ドルのロング・コールと2020年1月の155ドルのショート・コール)。

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