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マスターカードとビザ、どちらがお得?

モトリーフール米国本社、2018年10月1日投稿記事より

 

グローバルなクレジットカード業界では、マスターカードとビザが抜きんでています。

電子決済の爆発的な成長のため、マスターカードとビザは、業界の最前線で戦っています。モバイル決済も含め、消費者が様々な決済システムを使うようになったので、自社との居場所が失われないように努力しています。

しかし、一部の投資家は「これらの株にまだ成長の余地はあるのだろうか」と疑問に思っています。そこで、マスターカードとビザの株を簡単に見てみましょう。

強い株価パフォーマンスだが、成長性からすると株価が高いとも言い切れない。

マスターカードとビザの株価のパフォーマンスは市場平均を十分に上回って推移してきました。マスターカードの株価は、2017年10月から2018年上旬にかけて約60%上昇しています。一方、ビザは同じ期間に45%上昇しています。

ここまで株価が上昇するとかなり割高になってきているようにも見えます。直近(2018年10月時点)では、マスターカードの実績値ベースのPERは50でビザは37と非常に高いバリュエーションになっています。来期ベースの利益でみると、マスターカードのPERは30ですが、ビザのマルチプルは28となり、ブランド力、グローバル展開からもたらされる今後の成長性を考えると、そんなに高くないという投資家もいます。

配当を含めた株主還元も強化。

株価が高いだけに、マスターカードとビザの配当利回りは0.5~0.6%と非常に低く、市場平均2%には遠く及びません。ただ両社とも増配姿勢を強めています。マスターカードは2017年末に配当を14%上げましたが、ビザは2017年第4四半期と2018年第1四半期にそれぞれ18%と8%増配しました。加えて、両社は自社株買いもしており、株主還元にぬかりはありません。

マスターカードはグローバル展開によってビザとの差を縮めるかも。

マスタカードの直近の四半期ではカード支払総額や決済件数は、前年同期比14~17%伸びており、好調を維持しています。また、ビザも直近の四半期において、支払総額は11%増、決済件数は12%増と堅調です。ビザのカード残高は32.8億ドルで、マスターカードの約24.4億ドルを大きく上回っていますが、マスターカードは海外展開を重視しており、そこを考慮するとマスターカードはビザに追いついていくかもしれません。

 

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