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米国人が日常利用しているが十分理解されてない優良企業

モトリーフール米国本社、2019年8月15日投稿記事より

優良企業は、日頃利用される定番のサービスや製品によって知られています。

それでも、そういった優良企業のビジネスモデルが十分理解されていない傾向があります。

そのような米国の銘柄としてTwilio (トゥイリオ、NYSE:TWLO)、アメリカン・タワー (NYSE:AMT)、そして、Eコマースでは有名ですがビジネスモデルが十分理解されていないアマゾン・ドットコム (NASDAQ:AMZN) を紹介します。

Twilio: デジタル・コミュニケーションを背後でサポート

世界でさまざまデジタル化が進んでおり、コミュニケーションの対応も変わりつつあります。

そんな状況を背後で支えているのがTwilioです。

同社のプラットフォームを使えば、エンジニアは、アプリに数行のコードを書き込むだけで、音声電話、メッセージ、映像のコミュニケーションサービスが可能になります。

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Twilioの名前は知られていませんが、実際には多くの人々がそのサービスを使っています。民泊仲介大手のエアビーアンドビー、米国赤十字、ビデオストリーミングのHuluなど、数多くの企業がTwilioのサービスを活用しています。

(訳注:日本ではKDDIがサポートしており、多くの日本企業が利用しています。)

Twilioのサービスへの需要は極めて大きく、第2四半期(4月~6月)の売上高は前年同期比86%増と大幅に拡大しています。

調整後利益はほとんどありませんが、これは同社が事業拡大のための投資を優先しているためです。

Twilioの株価は年初来でおよそ50%上昇しています(記事執筆時点)。

同社は引き続き高成長モードにあり株価は乱高下する可能性がありますが、辛抱強い投資家にとって長期投資の対象になるとの見方があります。

アメリカン・タワー:ワイヤレスネットワークを支える

スマートフォンを使っていれば、アメリカン・タワーのサービスを間接的に利用しているかもしれません。

同社は、米国、アジア、ラテンアメリカ、欧州、中東で携帯電話の通信鉄塔を所有およびリースしています。

主要な携帯電話会社は、こういった鉄塔に基地局や機材を設置し、音声電話、データ通信などのワイヤレスネットワークを構築しています。

アメリカン・タワーはREIT(不動産投資信託)で、課税対象利益の90%以上を投資家に分配するように義務付けられており、継続的な分配金に期待できます。

さらに、携帯電話やワイヤレス関連サービスは必需品となっており、アメリカン・タワーの事業は好不況の影響を受けにくいと言えます。

特に今後、景気後退局面となった場合、同社の事業の強さが浮き彫りとなるでしょう。

さらに、次世代5Gワイヤレスネットワークの構築が進むにつれ、鉄塔関連ニーズが高まるため、アメリカン・タワーにとって追い風となります。

同社は主要ワイヤレス通信会社と長期リース契約を結んでいますが、契約には毎年3%の自動値上げ条項が入っており、アメリカン・タワーの売上高を押し上げます。

実際、第2四半期(4月~6月)決算は堅調で、全収入は前年同期比6.1%増、不動産収入は5.7%増、純利益は38.1%増でした。

アマゾン:クラウドコンピューティングで縁の下の力持ち

アマゾンはEコマースの巨大企業で、全米オンライン販売の約40%を占め、米国のプライム会員は1億人以上にのぼります。

一般的によく知られていないのは、クラウドコンピューティングのアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)です。

大手雑誌社のコンデナスト、オンライン旅行予約のエクスペディア、ビデオストリーミングのネットフリックスなど多くの企業が、AWSを使ってネットユーザー向けサービスを展開しています。

そしてAWSはアマゾンの利益に大きく貢献しています。

直近の第2四半期(4月~6月)では、AWSは84億ドルの売上で21億ドルの営業利益をあげました。

【米国株動向】アマゾンの第2四半期決算、翌日配達導入などで増収加速

それに対して、北米のEコマースは387億ドルの売上に対して営業利益は16億ドルに過ぎません。

AWSの営業利益率25%に注目すべきですが、さらに重要なのは、調査会社ガートナーによれば、パブリック・クラウドコンピューティング市場が2018年の1824億ドルから2022年までに3312億ドルに拡大すると予想されていることです。

そして、アマゾンはすでに、IaaS(infrastructure-as-a-service、サービスとしてのインフラ)クラウド市場の約半分のシェアを握っています。

アマゾンはクラウド市場をリードしており、AWSが会社全体の稼ぎ頭になっています。

アマゾンと言えば、Eコマースを思いつきますが、クラウドコンピューティングの最大手でもあります。

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)

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アマゾンの子会社ホールフーズ・マーケットのCEOであるJohn Mackeyは、モトリーフール社の取締役会メンバーです。元記事のアマゾン担当筆者のChris Neigerは、記事で言及されている株式を保有していません。アメリカン・タワー担当のDaniel Millerは、記事で言及されている株式を保有していません。Twilio担当のNicholas Rossolilloは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール社は、アマゾン株、アメリカン・タワー、ネットフリックス株、Twilio株を保有し、そして推奨しています。モトリーフール社は、アドビシステムズ株とコムキャスト株を推奨しています。

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