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配当金生活を失敗させないために知っておきたいこと

株式投資の魅力である配当金で、配当金生活を夢見る方も多いことでしょう。

配当金生活は自分が働かなくてもお金が入ってくる「不労所得」ですが、投資であるがゆえに一定のリスクがあるのが現状です。

それでは配当金生活で失敗しないために、どのようなことに注意すればいいのでしょうか?

そこで今回の記事では配当金生活で失敗しいために、

  • 配当金生活で失敗する人の特徴
  • 配当金生活を目指す人が失敗しないためには
  • 米国株式なら配当金の数も多く、キャッシュフローが回りやすい
  • 連続増配・高配当企業の多い米国株式をポートフォリオに組み込もう

以上についてお伝えしていきます。

この記事を読んで頂ければ、配当金生活で失敗しないための秘訣を理解することができます。

ぜひ最後までご覧ください。

配当金生活で失敗する人の特徴

配当金生活はサラリーマンの夢の一つでもあると思いますが、安易に始めると失敗する可能性があります。

失敗する理由として挙げられるのは、「株式投資の配当金について理解していない」ことです。

配当金のみに注目していると、以下の2つの項目のように思わぬ落とし穴に引っかかることがあるのです。

  • 投資先企業が無配になる
  • 値下がりが配当利回りを超える

投資先企業が無配になる

投資するタイミングで「配当利回り5%」とされていた企業が、決算発表で突如無配(配当金0円)を発表することがあります。

これは決して珍しくなく、最近の一部の事例だけでも以下の企業が無配を発表しています。

  • 2014年:ソニー 当期の最終赤字による無配の発表(前期は1株当たり年間25円の配当)
  • 2019年:TATERU 不正融資問題による業績悪化で無配を発表(前期は1株当たり年間5円の配当)

ソニーなどの大企業であっても、業績不振などの理由から突如無配を発表することがあります。

配当金生活で失敗しないためには、投資をする前に業績などの銘柄分析が必要であるといえるでしょう。

値下がりが配当利回りを超える

配当利回りとは以下のようになります。

  • 配当利回り(%)=配当金÷現在株価×100

たとえば配当金が10円、現在株価が500円の銘柄の場合、配当利回りが2%となります。

株価は常に変動するもので、前述の企業のように決算発表で赤字を発表し、株価が下がると配当金の金額を値下がりが超えてしまいます。

(上記の例の場合、株価が10円下げれば配当金分が無くなることになります)

配当利回りは計算上、株価が下がると上がるため、安易に配当利回りだけに注目していると痛い目に合う可能性があります。

それでは配当金生活を目指すために、失敗しない方法は具体的にあるのでしょうか?

以下で詳しく見ていくことにしましょう。

配当金生活を目指す人が失敗しないためには

配当金生活を目指す上で大切なポイントは以下の2つです。

  • 高配当だけに注目せず、連続増配の企業に投資する
  • 投資先企業の配当性向・ROEをよく確認する

高配当だけに注目せず、連続増配の企業に投資する

前述させて頂きましたが、配当利回りだけに注目していると、突如の株価下落などで損失を被る可能性があります。

そこで配当金生活を失敗しない上で、銘柄分析でぜひ実践して頂きたいことが「連続増配の企業」に投資をすることです。

連続増配とは何期も連続して配当金を増額することです。

増配は企業にとって、資産の流出となるため極力避けたいのが本音ですが、業績が好調のため、株主への還元でさらに事業拡大を狙う目的で行います。

つまり増配する企業は、業績が好調で株価が下がりにくいのが特徴です。

投資先企業の配当性向・ROEをよく確認する

さらに注意深く銘柄分析を行いたい人は、「配当性向」と「ROE」に注目してみましょう。

配当性向とは以下のようになります。

  • 配当性向(%)=1株当たりの配当額÷1株当たりの当期純利益×100

配当性向とは、企業が1年間で稼いだお金からどれだけ配当金として株主に還元したかを確認できます。

大手企業では配当性向を30%前後のところが多いので、この数字を基準にして銘柄分析を行いましょう。

なお配当性向で注意すべきことは、配当性向が低いから業績が悪い企業というわけではありません。

ベンチャー企業などは、株主への還元よりもこれから業績拡大のため原資を蓄える必要があります。

配当性向は1つの指標として活用するようにしましょう。

一方ROEは以下のようになります。

  • ROE(%)=当期純利益÷自己資本×100

ROEは自己資本利益率と言われ、企業が自己資本を活用し、どれだけ効率的に利益を稼いだかを確認するための指標です。

現在日本の株式市場の6割は外国人投資家と言われ、彼らはROEを特に重視します。

外国人投資家は「経営効率がいい会社=優秀な企業」と考えるためこの指標に注目します。

外国人投資家はROEが10%以上の企業を好むので、この数字を基準にして銘柄分析を行いましょう。

米国株式なら配当金の数も多く、キャッシュフローが回りやすい

米国株式は日本株式に比べ、配当金利回りが高いことが特徴です。

マネックス証券によると、2019年6月26日現在、日本株式(日経平均株価)の平均配当利回りは2.14%に対し、米国株式(NYダウ)は2.37%となっています。

参考:マネックス証券

さらに日本株式は年1、2回の配当金が一般的ですが、米国株式は四半期に1回(年4回)配当金を出す企業もあります。

ただし米国株式で配当金生活をする注意点として、為替の影響を受けることが挙げられます。

配当金が一定であっても、為替が円高に進むと配当金が目減りしてしまいます。

それでも高配当であることは変わりないため、配当金生活を行う手段として米国株式を検討してみるのもいいでしょう。

連続増配・高配当企業の多い米国株式をポートフォリオに組み込もう

配当金生活で失敗しないためには、連続増配を続けている銘柄をポートフォリオに組み込むことが重要です。

また同時に高配当企業であることも、配当金生活を送る上で重要なポイントであります。

また日本株式の連続増配最長が、「花王」の29年連続ですが、米国株式は50年以上連続増配する銘柄が30銘柄前後もあります。

ちなみにコカ・コーラは57連続増配を行っています。

このように米国株式は、日本株式に比べ配当利回りが相対的に高く、連続増配を続けている銘柄も数多く存在します。

ただし前述させて頂いた通り、米国株式は為替の影響を受けるため、自身のポートフォリオの全てを米国株式にすることはお勧めしません。

どのような時でも分散投資を心掛けてください。

まとめ

配当金生活で失敗しないための秘訣をお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?

今回の記事のポイントは、

  • 銘柄分析では配当利回りだけに注目しない
  • 連続増配、配当性向、ROEに注目してみる
  • 日本株式より相対的に配当利回りの高い米国株式に投資をしてみる

でした。

世界最大の経済大国で人口も増えているアメリカは、まだまだ成長余力があります。

配当利回りも高いことから、配当金生活をする上でポートフォリオに組み入れるのもいいでしょう。

最後までご覧いただきましてありがとうございます。


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記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。

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